【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR佐世保線 (三河内駅~佐世保駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.8万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.7%( +17.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2022年)に比べて +18.4%( +7件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 31.4年から -27.7 %減)。平均土地面積は 86.3 坪 (昨年 81.0 坪から +6.6 %増)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 53.8 坪から -21.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。早岐駅、大塔駅、佐世保駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは早岐駅で昨年に比べ +94.1 %、坪単価は 107 万円/坪となった。
上位 1 駅(早岐駅)は +94.1 %(坪単価 +51.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(日宇駅)は -47.0 %(坪単価 -59.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.4 年 → 2023年 22.7 年、-27.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 37.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 45.8 % → 2023年 31.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +94.1%( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +28.6%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -39.7%( -5.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR佐世保線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
三河内駅 | 8.2万/坪 (0年/96.8坪) | 13.6万/坪 (63.0年/266坪) | 50.4万/坪 (19.0年/72.6坪) |
早岐駅 | 107万/坪 (9.7年/66.2坪) | 55.0万/坪 (24.7年/53.2坪) | 14.8万/坪 (32.7年/73.0坪) |
大塔駅 | 68.2万/坪 (0年/206坪) | 55.8万/坪 (25.8年/108坪) | 50.0万/坪 (24.4年/56.0坪) |
日宇駅 | 66.4万/坪 (19.4年/91.3坪) | 125万/坪 (10.7年/64.4坪) | 62.3万/坪 (16.8年/72.6坪) |
佐世保駅 | 61.4万/坪 (36.5年/87.4坪) | 35.6万/坪 (40.7年/76.7坪) | 51.9万/坪 (35.1年/79.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
早岐駅 106.7 万/坪(昨年同期比 +94.1 %)
早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +94.1%( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +28.6%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.7年(昨年 24.7年から -60.8 %減)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 53.2 坪から +24.6 %増)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 31.8 坪から -0.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.7 年 → 2023年 9.7 年、-60.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.4 分 → 2023年 17.4 分、-10.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 55.6 %)
日宇駅 66.4 万/坪(昨年同期比 -47.0 %)
日宇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -47.0%( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +120.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 10.7年から +81.6 %増)。平均土地面積は 91.3 坪 (昨年 64.4 坪から +41.7 %増)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 30.3 坪から +21.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.7 年 → 2023年 19.4 年、+81.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 22.2 分 → 2023年 26.6 分、+20.0 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示