【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR佐世保線 (三河内駅～佐世保駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +8.4％( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 38 件(１年前(2021年)に比べて +18.8％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 27.8年から +13.0 ％増)。平均土地面積は 81.0 坪 (昨年 74.8 坪から +8.3 ％増)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 61.2 坪から -12.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。大塔駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは早岐駅で昨年に比べ +271.9 ％、坪単価は 55.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(早岐駅)は +271.9 ％(坪単価 +40.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三河内駅)は -73.0 ％(坪単価 -36.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 27.8 年 → 2022年 31.4 年、+13.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 24.9 分 → 2022年 29.7 分、+19.5 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 45.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日宇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +101.2％( +63.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -73.0％( -36.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR佐世保線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三河内駅 | 13.6万/坪 (63.0年/266坪) | 50.4万/坪 (19.0年/72.6坪) | 22.6万/坪 (5.0年/245坪) |
| 早岐駅 | 55.0万/坪 (24.7年/53.2坪) | 14.8万/坪 (32.7年/73.0坪) | 35.1万/坪 (34.3年/82.9坪) |
| 大塔駅 | 55.8万/坪 (25.8年/108坪) | 50.0万/坪 (24.4年/56.0坪) | 61.5万/坪 (23.3年/57.0坪) |
| 日宇駅 | 125万/坪 (10.7年/64.4坪) | 62.3万/坪 (16.8年/72.6坪) | 56.6万/坪 (48.0年/78.7坪) |
| 佐世保駅 | 35.6万/坪 (40.7年/76.7坪) | 51.9万/坪 (35.1年/79.6坪) | 53.0万/坪 (36.0年/82.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
早岐駅 55.0 万/坪(昨年同期比 +271.9 ％)
早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.0万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +271.9％( +40.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 32.7年から -24.5 ％減)。平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 73.0 坪から -27.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 41.6 坪から -23.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.7 年 → 2022年 24.7 年、-24.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 23.8 分 → 2022年 19.4 分、-18.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
三河内駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -73.0 ％)
三河内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -73.0％( -36.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 63.0年(昨年 19.0年から +231.6 ％増)。平均土地面積は 266.2 坪 (昨年 72.6 坪から +266.7 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 27.2 坪から +88.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.0 年 → 2022年 63.0 年、+231.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 60.0 分、+275.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示