【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR佐世保線 (三河内駅～佐世保駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -0.2％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 30 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 25.1年から +26.1 ％増)。平均土地面積は 67.6 坪 (昨年 84.1 坪から -19.6 ％減)。平均建物面積は 58.5 坪 (昨年 51.3 坪から +14.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。早岐駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは早岐駅で昨年に比べ +51.4 ％、坪単価は 60.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(早岐駅)は +51.4 ％(坪単価 +20.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大塔駅)は -52.9 ％(坪単価 -40.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.7 分 → 2021年 23.9 分、-22.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 26.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.1 年 → 2021年 31.6 年、+26.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 46.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 ％ → 2021年 11.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +51.4％( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大塔駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -52.9％( -40.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR佐世保線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三河内駅 | - | 77.4万/坪 (15.3年/113坪) | - |
| 早岐駅 | 60.0万/坪 (24.7年/80.2坪) | 39.6万/坪 (28.7年/99.3坪) | 53.9万/坪 (26.0年/64.0坪) |
| 大塔駅 | 36.2万/坪 (30.8年/51.0坪) | 76.9万/坪 (12.8年/45.0坪) | 62.4万/坪 (17.4年/65.7坪) |
| 日宇駅 | 54.8万/坪 (29.3年/70.3坪) | 47.0万/坪 (16.8年/77.4坪) | 38.8万/坪 (38.0年/58.5坪) |
| 佐世保駅 | 36.9万/坪 (42.4年/60.9坪) | 31.3万/坪 (38.7年/73.4坪) | 28.9万/坪 (29.2年/53.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
早岐駅 60.0 万/坪(昨年同期比 +51.4 ％)
早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +51.4％( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 28.7年から -14.0 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 99.3 坪から -19.3 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 48.2 坪から -29.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.7 年 → 2021年 24.7 年、-14.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 27.6 分 → 2021年 22.6 分、-18.1 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 42.9 ％)
大塔駅 36.2 万/坪(昨年同期比 -52.9 ％)
大塔駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -52.9％( -40.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 12.8年から +141.1 ％増)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 45.0 坪から +13.4 ％増)。平均建物面積は 115.3 坪 (昨年 29.5 坪から +291.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.2 分 → 2021年 13.2 分、-18.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 30.8 年、+141.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示