この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の金沢シーサイドライン (新杉田駅~金沢八景駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -35.1%( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて +54.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.2年(昨年 22.6年から -23.6 %減)。平均土地面積は 85.9 坪 (昨年 77.3 坪から +11.1 %増)。平均建物面積は 85.4 坪 (昨年 39.2 坪から +118.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。金沢八景駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは鳥浜駅で昨年に比べ -76.5 %、坪単価は 71.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(金沢八景駅)は -15.0 %(坪単価 -24.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鳥浜駅)は -76.5 %(坪単価 -234.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 22.6 年 → 2023年 17.2 年、-23.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 47.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 23.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.5 分 → 2023年 15.5 分、+34.0 %と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢八景駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.0%( -24.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鳥浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -76.5%( -234.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
金沢シーサイドライン | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新杉田駅 | 85.8万/坪 (24.6年/51.2坪) | 138万/坪 (13.0年/34.8坪) | 85.9万/坪 (26.7年/53.4坪) |
南部市場駅 | - | - | 132万/坪 (1.0年/15.1坪) |
鳥浜駅 | 71.9万/坪 (46.0年/514坪) | 306万/坪 (45.0年/363坪) | 44.9万/坪 (47.0年/60.5坪) |
並木北駅 | - | - | 67.1万/坪 (33.0年/160坪) |
並木中央駅 | - | - | - |
幸浦駅 | - | - | - |
産業振興センター駅 | 56.7万/坪 (18.0年/393坪) | - | - |
福浦駅 | - | - | - |
市大医学部駅 | - | - | - |
海の公園柴口駅 | - | 129万/坪 (46.0年/63.5坪) | 109万/坪 (34.0年/35.5坪) |
海の公園南口駅 | 123万/坪 (1.0年/15.1坪) | - | 103万/坪 (17.0年/33.3坪) |
野島公園駅 | - | - | 135万/坪 (0年/43.9坪) |
金沢八景駅 | 137万/坪 (8.0年/25.5坪) | 161万/坪 (17.2年/24.5坪) | 115万/坪 (11.1年/48.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
金沢八景駅 136.5 万/坪(昨年同期比 -15.0 %)
金沢八景駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.0%( -24.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.0年(昨年 17.2年から -53.5 %減)。平均土地面積は 25.5 坪 (昨年 24.5 坪から +4.1 %増)。平均建物面積は 27.4 坪 (昨年 24.8 坪から +10.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 17.2 年 → 2023年 8.0 年、-53.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 71.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.4 分 → 2023年 21.1 分、+37.3 %と大きく増加)
鳥浜駅 71.9 万/坪(昨年同期比 -76.5 %)
鳥浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -76.5%( -234.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.0年(昨年 45.0年から +2.2 %増)。平均土地面積は 514.3 坪 (昨年 363.0 坪から +41.7 %増)。平均建物面積は 514.3 坪 (昨年 81.7 坪から +529.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.0 分 → 2023年 8.0 分、-42.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示