【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の江ノ島電鉄線 (鎌倉駅～藤沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -8.0％( -11.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 47 件(１年前(2019年)に比べて +14.6％( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 19.9年から -27.7 ％減)。平均土地面積は 50.1 坪 (昨年 45.5 坪から +10.0 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.3 坪から +17.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。稲村ケ崎駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲村ケ崎駅で昨年に比べ +17.5 ％、坪単価は 167 万円/坪となった。
上位 1 駅(稲村ケ崎駅)は +17.5 ％(坪単価 +24.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鎌倉駅)は -22.8 ％(坪単価 -39.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.9 年 → 2020年 14.4 年、-27.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 47.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 ％ → 2020年 15.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 15.5 分 → 2020年 18.0 分、+16.4 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.1 ％ → 2020年 4.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +17.5％( +24.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -10.7％( -14.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2019年)に比べて +55.6％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 江ノ島電鉄線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鎌倉駅 | 134万/坪 (12.4年/45.2坪) | 173万/坪 (28.8年/46.3坪) | 169万/坪 (20.2年/54.3坪) |
| 和田塚駅 | - | - | 118万/坪 (24.0年/49.9坪) |
| 由比ケ浜駅 | - | - | - |
| 長谷駅 | - | 198万/坪 (39.0年/42.4坪) | 121万/坪 (6.5年/67.3坪) |
| 極楽寺駅 | 127万/坪 (14.0年/66.6坪) | - | - |
| 稲村ケ崎駅 | 167万/坪 (1.0年/48.4坪) | 142万/坪 (28.5年/58.5坪) | 194万/坪 (32.0年/124坪) |
| 七里ケ浜駅 | - | 108万/坪 (17.7年/56.5坪) | 143万/坪 (30.0年/94.9坪) |
| 鎌倉高校前駅 | - | - | - |
| 腰越駅 | - | 97.9万/坪 (32.7年/70.6坪) | 113万/坪 (13.7年/45.9坪) |
| 江ノ島駅 | - | 174万/坪 (1.0年/34.0坪) | - |
| 湘南海岸公園駅 | 136万/坪 (16.0年/36.8坪) | 126万/坪 (26.0年/31.0坪) | 132万/坪 (19.0年/56.0坪) |
| 鵠沼駅 | 153万/坪 (58.0年/78.7坪) | 173万/坪 (2.0年/43.9坪) | 176万/坪 (1.0年/39.3坪) |
| 柳小路駅 | 220万/坪 (28.0年/182坪) | - | 188万/坪 (9.7年/91.8坪) |
| 石上駅 | - | - | 221万/坪 (1.0年/37.8坪) |
| 藤沢駅 | 120万/坪 (13.1年/42.5坪) | 135万/坪 (14.7年/40.2坪) | 136万/坪 (4.7年/40.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲村ケ崎駅 166.9 万/坪(昨年同期比 +17.5 ％)
稲村ケ崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +17.5％( +24.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 28.5年から -96.5 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 58.5 坪から -17.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 28.7 坪から +10.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.5 年 → 2020年 1.0 年、-96.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 9.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
鎌倉駅 133.6 万/坪(昨年同期比 -22.8 ％)
鎌倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -22.8％( -39.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2019年)に比べて +37.5％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.4年(昨年 28.8年から -57.0 ％減)。平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 46.3 坪から -2.3 ％減)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 28.9 坪から +9.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.8 年 → 2020年 12.4 年、-57.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 ％ → 2020年 45.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.9 分 → 2020年 21.9 分、+29.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示