【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR七尾線 (津幡駅～和倉温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -2.4％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 50 件(１年前(2022年)に比べて +28.2％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 29.6年から +11.1 ％増)。平均土地面積は 136.9 坪 (昨年 102.7 坪から +33.2 ％増)。平均建物面積は 67.8 坪 (昨年 59.0 坪から +14.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。津幡駅、中津幡駅、横山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは良川駅で昨年に比べ +173.8 ％、坪単価は 36.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(良川駅、津幡駅)は +119.3 ％(坪単価 +21.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(能登部駅、羽咋駅)は -51.3 ％(坪単価 -5.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.3 ％ → 2023年 34.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.6 年 → 2023年 32.9 年、+11.1 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.4 分 → 2023年 38.1 分、+77.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.4 ％ → 2023年 40.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 17.6 ％ → 2023年 14.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.7万円/坪(22.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +50.3％( +24.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった能登部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR七尾線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 津幡駅 | 49.1万/坪 (20.4年/54.1坪) | 29.8万/坪 (28.9年/61.5坪) | 54.2万/坪 (14.8年/50.4坪) |
| 中津幡駅 | 73.7万/坪 (23.8年/87.7坪) | 49.0万/坪 (13.0年/75.2坪) | |
| 本津幡駅 | 15.3万/坪 (40.1年/104坪) | 14.2万/坪 (40.8年/45.4坪) | 17.5万/坪 (38.8年/78.7坪) |
| 能瀬駅 | - | - | 24.8万/坪 (24.8年/59.0坪) |
| 宇野気駅 | 56.4万/坪 (13.6年/101坪) | 50.4万/坪 (13.8年/67.6坪) | 59.5万/坪 (4.8年/58.4坪) |
| 横山駅 | 52.3万/坪 (23.3年/103坪) | 39.3万/坪 (19.3年/96.0坪) | 13.9万/坪 (37.5年/276坪) |
| 高松駅 | 27.8万/坪 (33.0年/177坪) | 42.0万/坪 (19.8年/113坪) | 3.6万/坪 (27.8年/142坪) |
| 免田駅 | - | - | - |
| 宝達駅 | - | 2.3万/坪 (55.8年/224坪) | - |
| 敷浪駅 | 4.2万/坪 (41.8年/87.0坪) | - | - |
| 南羽咋駅 | - | 13.9万/坪 (31.8年/49.9坪) | - |
| 羽咋駅 | 12.8万/坪 (39.3年/156坪) | 23.1万/坪 (33.4年/151坪) | 9.0万/坪 (45.3年/177坪) |
| 千路駅 | - | - | - |
| 金丸駅 | - | 3.8万/坪 (49.8年/260坪) | - |
| 能登部駅 | 1.0万/坪 (43.8年/275坪) | 2.3万/坪 (38.8年/139坪) | |
| 良川駅 | 36.2万/坪 (12.3年/116坪) | 13.2万/坪 (0年/333坪) | - |
| 能登二宮駅 | 69.3万/坪 (0.8年/66.6坪) | 57.9万/坪 (6.8年/78.7坪) | 44.9万/坪 (24.8年/106坪) |
| 徳田駅 | - | - | - |
| 七尾駅 | 6.5万/坪 (47.9年/190坪) | 10.4万/坪 (43.0年/71.7坪) | 16.2万/坪 (38.8年/125坪) |
| 和倉温泉駅 | - | 7.3万/坪 (49.8年/58.2坪) | 8.6万/坪 (44.3年/132坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
良川駅 36.2 万/坪(昨年同期比 +173.8 ％)
良川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +173.8％( +23.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 116.5 坪 (昨年 332.8 坪から -65.0 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 60.5 坪から -35.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.0 分 → 2023年 10.0 分、-47.4 ％と大きく減少)
津幡駅 49.1 万/坪(昨年同期比 +64.9 ％)
津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.1万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +64.9％( +19.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 28.9年から -29.4 ％減)。平均土地面積は 54.1 坪 (昨年 61.5 坪から -12.1 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 30.5 坪から +14.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 28.9 年 → 2023年 20.4 年、-29.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.3 分 → 2023年 17.2 分、-10.8 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
能登部駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -57.9 ％)
能登部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.8年(昨年 38.8年から +12.9 ％増)。平均土地面積は 275.3 坪 (昨年 139.2 坪から +97.8 ％増)。平均建物面積は 136.1 坪 (昨年 21.2 坪から +542.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 6.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 38.8 年 → 2023年 43.8 年、+12.9 ％と増加)
羽咋駅 12.8 万/坪(昨年同期比 -44.7 ％)
羽咋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -44.7％( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2022年)に比べて +180.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 33.4年から +17.8 ％増)。平均土地面積は 156.5 坪 (昨年 150.6 坪から +3.9 ％増)。平均建物面積は 64.7 坪 (昨年 80.8 坪から -19.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 33.4 年 → 2023年 39.3 年、+17.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 36.2 分 → 2023年 93.1 分、+157.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 46.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示