【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR七尾線 (津幡駅～和倉温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -7.3％( -2.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 38 件(１年前(2022年)に比べて +52.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 31.5年から -2.4 ％減)。平均土地面積は 101.2 坪 (昨年 102.4 坪から -1.2 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 51.8 坪から -8.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。中津幡駅、宇野気駅、和倉温泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高松駅で昨年に比べ +1493.8 ％、坪単価は 61.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(高松駅、中津幡駅)は +764.3 ％(坪単価 +33.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(七尾駅、津幡駅)は -62.9 ％(坪単価 -25.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 21.0 分 → 2023年 17.1 分、-18.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 ％ → 2023年 20.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.0 ％ → 2023年 7.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 ％ → 2023年 41.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.0 ％ → 2023年 2.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1493.8％( +57.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽咋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.1％( -11.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR七尾線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 津幡駅 | 21.2万/坪 (35.6年/130坪) | 56.3万/坪 (19.3年/97.2坪) | 41.5万/坪 (17.8年/153坪) |
| 中津幡駅 | 37.9万/坪 (27.6年/61.8坪) | 28.1万/坪 (34.5年/54.5坪) | 48.2万/坪 (15.0年/51.4坪) |
| 本津幡駅 | 39.1万/坪 (1.0年/54.5坪) | 37.6万/坪 (27.5年/65.8坪) | 66.1万/坪 (1.0年/52.9坪) |
| 能瀬駅 | 22.5万/坪 (25.7年/105坪) | 27.0万/坪 (16.0年/333坪) | 18.4万/坪 (29.0年/54.5坪) |
| 宇野気駅 | 56.8万/坪 (6.7年/49.9坪) | 47.0万/坪 (15.0年/60.5坪) | 67.2万/坪 (8.2年/116坪) |
| 横山駅 | 3.6万/坪 (49.0年/424坪) | - | 22.6万/坪 (37.5年/99.1坪) |
| 高松駅 | 61.0万/坪 (3.0年/115坪) | 3.8万/坪 (47.0年/52.9坪) | 2.5万/坪 (44.0年/104坪) |
| 免田駅 | - | - | 7.9万/坪 (21.0年/197坪) |
| 宝達駅 | - | - | 7.3万/坪 (37.5年/60.5坪) |
| 敷浪駅 | - | 24.8万/坪 (46.0年/109坪) | - |
| 南羽咋駅 | - | - | - |
| 羽咋駅 | 8.6万/坪 (45.7年/80.7坪) | 20.1万/坪 (35.0年/83.7坪) | 11.6万/坪 (41.8年/137坪) |
| 千路駅 | - | - | - |
| 金丸駅 | - | - | - |
| 能登部駅 | - | - | - |
| 良川駅 | 55.5万/坪 (3.0年/66.6坪) | - | - |
| 能登二宮駅 | 7.5万/坪 (39.0年/299坪) | - | - |
| 徳田駅 | - | 0.7万/坪 (72.0年/37.8坪) | 5.7万/坪 (40.0年/239坪) |
| 七尾駅 | 9.1万/坪 (47.7年/55.4坪) | 24.8万/坪 (34.0年/185坪) | 3.0万/坪 (49.5年/63.9坪) |
| 和倉温泉駅 | 16.8万/坪 (41.0年/203坪) | 13.3万/坪 (39.0年/86.2坪) | 8.2万/坪 (45.7年/98.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高松駅 61.0 万/坪(昨年同期比 +1493.8 ％)
高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1493.8％( +57.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.0年(昨年 47.0年から -93.6 ％減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 52.9 坪から +117.1 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 31.8 坪から +23.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 47.0 年 → 2023年 3.0 年、-93.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.0 分 → 2023年 24.0 分、-11.1 ％と減少)
中津幡駅 37.9 万/坪(昨年同期比 +34.9 ％)
中津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.9万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +34.9％( +9.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて +350.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 34.5年から -20.1 ％減)。平均土地面積は 61.8 坪 (昨年 54.5 坪から +13.6 ％増)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 44.6 坪から -17.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 34.5 年 → 2023年 27.6 年、-20.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 19.0 分 → 2023年 10.1 分、-46.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 44.4 ％)
七尾駅 9.1 万/坪(昨年同期比 -63.5 ％)
七尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -63.5％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.7年(昨年 34.0年から +40.2 ％増)。平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 185.3 坪から -70.1 ％減)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 75.1 坪から -50.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.2 分 → 2023年 15.6 分、-38.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 34.0 年 → 2023年 47.7 年、+40.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
津幡駅 21.2 万/坪(昨年同期比 -62.3 ％)
津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -62.3％( -35.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 19.3年から +84.1 ％増)。平均土地面積は 130.3 坪 (昨年 97.2 坪から +34.1 ％増)。平均建物面積は 57.2 坪 (昨年 33.3 坪から +72.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 60.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.3 年 → 2023年 35.6 年、+84.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示