【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR七尾線 (津幡駅～和倉温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +4.7％( +1.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて -32.4％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 28.0年から +12.6 ％増)。平均土地面積は 102.4 坪 (昨年 110.0 坪から -6.9 ％減)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 59.3 坪から -12.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。津幡駅、能瀬駅、高松駅、羽咋駅、和倉温泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは七尾駅で昨年に比べ +725.6 ％、坪単価は 24.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(七尾駅、羽咋駅)は +398.9 ％(坪単価 +15.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(徳田駅、本津幡駅)は -65.8 ％(坪単価 -16.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 25.7 分 → 2022年 21.0 分、-18.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.4 ％ → 2022年 31.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 28.0 年 → 2022年 31.5 年、+12.6 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 13.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.4 ％ → 2022年 36.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.3万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +35.5％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった徳田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -88.3％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR七尾線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 津幡駅 | 56.3万/坪 (19.3年/97.2坪) | 41.5万/坪 (17.8年/153坪) | 44.4万/坪 (13.7年/48.4坪) |
| 中津幡駅 | 28.1万/坪 (34.5年/54.5坪) | 48.2万/坪 (15.0年/51.4坪) | 17.5万/坪 (29.0年/63.0坪) |
| 本津幡駅 | 37.6万/坪 (27.5年/65.8坪) | 66.1万/坪 (1.0年/52.9坪) | - |
| 能瀬駅 | 27.0万/坪 (16.0年/333坪) | 18.4万/坪 (29.0年/54.5坪) | 51.2万/坪 (14.3年/47.6坪) |
| 宇野気駅 | 47.0万/坪 (15.0年/60.5坪) | 67.2万/坪 (8.2年/116坪) | 51.0万/坪 (4.8年/49.3坪) |
| 横山駅 | - | 22.6万/坪 (37.5年/99.1坪) | 36.7万/坪 (10.5年/56.7坪) |
| 高松駅 | 3.8万/坪 (47.0年/52.9坪) | 2.5万/坪 (44.0年/104坪) | 28.0万/坪 (40.0年/45.4坪) |
| 免田駅 | - | 7.9万/坪 (21.0年/197坪) | - |
| 宝達駅 | - | 7.3万/坪 (37.5年/60.5坪) | 0.4万/坪 (0年/278坪) |
| 敷浪駅 | 24.8万/坪 (46.0年/109坪) | - | 12.2万/坪 (26.7年/105坪) |
| 南羽咋駅 | - | - | - |
| 羽咋駅 | 20.1万/坪 (35.0年/83.7坪) | 11.6万/坪 (41.8年/137坪) | 29.1万/坪 (17.8年/142坪) |
| 千路駅 | - | - | - |
| 金丸駅 | - | - | - |
| 能登部駅 | - | - | - |
| 良川駅 | - | - | 30.0万/坪 (27.5年/133坪) |
| 能登二宮駅 | - | - | - |
| 徳田駅 | 0.7万/坪 (72.0年/37.8坪) | 5.7万/坪 (40.0年/239坪) | 3.7万/坪 (49.0年/130坪) |
| 七尾駅 | 24.8万/坪 (34.0年/185坪) | 3.0万/坪 (49.5年/63.9坪) | 15.0万/坪 (34.5年/64.1坪) |
| 和倉温泉駅 | 13.3万/坪 (39.0年/86.2坪) | 8.2万/坪 (45.7年/98.3坪) | 6.6万/坪 (36.0年/212坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
七尾駅 24.8 万/坪(昨年同期比 +725.6 ％)
七尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +725.6％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.0年(昨年 49.5年から -31.3 ％減)。平均土地面積は 185.3 坪 (昨年 63.9 坪から +189.9 ％増)。平均建物面積は 75.1 坪 (昨年 45.9 坪から +63.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 49.5 年 → 2022年 34.0 年、-31.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 36.2 分 → 2022年 25.2 分、-30.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
羽咋駅 20.1 万/坪(昨年同期比 +72.1 ％)
羽咋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.1万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +72.1％( +8.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 41.8年から -16.3 ％減)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 136.6 坪から -38.7 ％減)。平均建物面積は 66.0 坪 (昨年 49.9 坪から +32.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 41.8 年 → 2022年 35.0 年、-16.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 56.3 分 → 2022年 10.3 分、-81.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
徳田駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -88.3 ％)
徳田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -88.3％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 72.0年(昨年 40.0年から +80.0 ％増)。平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 239.0 坪から -84.2 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 105.9 坪から -64.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 5.0 分、-83.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 40.0 年 → 2022年 72.0 年、+80.0 ％と大きく増加)
本津幡駅 37.6 万/坪(昨年同期比 -43.2 ％)
本津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.6万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -43.2％( -28.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 1.0年から +2651.9 ％増)。平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 52.9 坪から +24.3 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 30.3 坪から +47.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 4.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.0 年 → 2022年 27.5 年、+2651.9 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示