【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR七尾線 (津幡駅~和倉温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.2万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -7.5%( -2.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 43 件(1年前(2020年)に比べて -8.5%( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 24.3年から +21.0 %増)。平均土地面積は 126.6 坪 (昨年 89.0 坪から +42.3 %増)。平均建物面積は 83.4 坪 (昨年 42.7 坪から +95.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。津幡駅、宇野気駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは宇野気駅で昨年に比べ +49.3 %、坪単価は 59.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(宇野気駅、津幡駅)は +42.3 %(坪単価 +16.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高松駅、横山駅)は -87.1 %(坪単価 -56.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 % → 2021年 30.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.6 % → 2021年 13.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 24.3 年 → 2021年 29.4 年、+21.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.0 分 → 2021年 32.5 分、+62.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.5 % → 2021年 36.1 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.5 % → 2021年 2.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇野気駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +49.3%( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -88.4%( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR七尾線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
津幡駅 | 54.2万/坪 (14.8年/50.4坪) | 40.1万/坪 (18.0年/45.1坪) | 42.9万/坪 (24.2年/59.9坪) |
中津幡駅 | 36.7万/坪 (24.8年/74.4坪) | 40.6万/坪 (16.8年/116坪) | |
本津幡駅 | 17.5万/坪 (38.8年/78.7坪) | - | 43.6万/坪 (29.3年/110坪) |
能瀬駅 | 24.8万/坪 (24.8年/59.0坪) | 51.1万/坪 (5.8年/75.6坪) | - |
宇野気駅 | 59.5万/坪 (4.8年/58.4坪) | 39.8万/坪 (17.3年/104坪) | 41.6万/坪 (20.8年/242坪) |
横山駅 | 13.9万/坪 (37.5年/276坪) | 98.1万/坪 (14.8年/73.4坪) | 4.1万/坪 (39.8年/106坪) |
高松駅 | 3.6万/坪 (27.8年/142坪) | 31.5万/坪 (18.3年/99.4坪) | - |
免田駅 | - | - | - |
宝達駅 | - | - | - |
敷浪駅 | - | - | - |
南羽咋駅 | - | 7.0万/坪 (55.8年/99.8坪) | - |
羽咋駅 | 9.0万/坪 (45.3年/177坪) | 25.7万/坪 (30.8年/73.4坪) | 13.8万/坪 (37.8年/123坪) |
千路駅 | - | - | 2.2万/坪 (55.8年/303坪) |
金丸駅 | - | - | - |
能登部駅 | - | 14.4万/坪 (22.8年/103坪) | |
良川駅 | - | 27.2万/坪 (18.8年/75.6坪) | - |
能登二宮駅 | 44.9万/坪 (24.8年/106坪) | - | 6.0万/坪 (35.8年/56.0坪) |
徳田駅 | - | 22.4万/坪 (30.8年/315坪) | - |
七尾駅 | 16.2万/坪 (38.8年/125坪) | 19.3万/坪 (27.8年/98.3坪) | 23.6万/坪 (35.0年/83.7坪) |
和倉温泉駅 | 8.6万/坪 (44.3年/132坪) | 15.6万/坪 (35.6年/48.6坪) | 43.7万/坪 (25.3年/45.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宇野気駅 59.5 万/坪(昨年同期比 +49.3 %)
宇野気駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +49.3%( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 17.3年から -72.5 %減)。平均土地面積は 58.4 坪 (昨年 103.9 坪から -43.8 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 46.0 坪から -17.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 17.3 年 → 2021年 4.8 年、-72.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 18.9 分 → 2021年 16.2 分、-14.2 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 80.0 %)
津幡駅 54.2 万/坪(昨年同期比 +35.3 %)
津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +35.3%( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +20.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.8年(昨年 18.0年から -18.1 %減)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 45.1 坪から +11.9 %増)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 27.8 坪から +20.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 18.0 年 → 2021年 14.8 年、-18.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 20.0 %)
高松駅 3.6 万/坪(昨年同期比 -88.4 %)
高松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -88.4%( -27.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 18.3年から +52.0 %増)。平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 99.4 坪から +43.0 %増)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 67.3 坪から +30.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.3 年 → 2021年 27.8 年、+52.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 100.0 %)
横山駅 13.9 万/坪(昨年同期比 -85.8 %)
横山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -85.8%( -84.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 14.8年から +154.2 %増)。平均土地面積は 275.7 坪 (昨年 73.4 坪から +275.8 %増)。平均建物面積は 300.6 坪 (昨年 30.3 坪から +893.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 13.5 分 → 2021年 10.0 分、-25.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.8 年 → 2021年 37.5 年、+154.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示