【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のIRいしかわ鉄道線 (倶利伽羅駅～金沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +8.3％( +4.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 148 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.7年(昨年 25.5年から -3.5 ％減)。平均土地面積は 76.8 坪 (昨年 66.3 坪から +15.8 ％増)。平均建物面積は 58.7 坪 (昨年 53.1 坪から +10.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。森本駅、東金沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは森本駅で昨年に比べ +32.7 ％、坪単価は 83.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(森本駅)は +32.7 ％(坪単価 +20.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津幡駅)は -6.5 ％(坪単価 -2.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.9 ％ → 2020年 22.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 37.3 ％ → 2020年 36.6 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.4 ％ → 2020年 1.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.0 ％ → 2020年 1.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった森本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.7万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +32.7％( +20.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -6.5％( -2.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| IRいしかわ鉄道線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倶利伽羅駅 | - | - | - |
| 津幡駅 | 40.1万/坪 (18.0年/45.1坪) | 42.9万/坪 (24.2年/59.9坪) | 56.9万/坪 (8.8年/92.3坪) |
| 森本駅 | 83.7万/坪 (0.4年/62.0坪) | 63.1万/坪 (5.8年/44.6坪) | 19.1万/坪 (41.4年/91.5坪) |
| 東金沢駅 | 50.4万/坪 (20.0年/49.5坪) | 40.8万/坪 (31.2年/132坪) | 72.4万/坪 (16.0年/78.0坪) |
| 金沢駅 | 57.4万/坪 (25.6年/79.1坪) | 53.7万/坪 (25.5年/64.5坪) | 54.3万/坪 (22.8年/67.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
森本駅 83.7 万/坪(昨年同期比 +32.7 ％)
森本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.7万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +32.7％( +20.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.4年(昨年 5.8年から -92.7 ％減)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 44.6 坪から +39.0 ％増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 33.3 坪から +7.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 5.8 年 → 2020年 0.4 年、-92.7 ％と大きく減少)
津幡駅 40.1 万/坪(昨年同期比 -6.5 ％)
津幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -6.5％( -2.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 24.2年から -25.5 ％減)。平均土地面積は 45.1 坪 (昨年 59.9 坪から -24.7 ％減)。平均建物面積は 27.8 坪 (昨年 36.1 坪から -22.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.2 年 → 2020年 18.0 年、-25.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.0 分 → 2020年 19.2 分、+37.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示