【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の九州新幹線 (熊本駅~新水俣駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -65.1%( -71.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +14.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 22.2年から +59.5 %増)。平均土地面積は 96.3 坪 (昨年 110.8 坪から -13.1 %減)。平均建物面積は 89.1 坪 (昨年 121.3 坪から -26.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(新八代駅)は -59.6 %(坪単価 -32.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(熊本駅)は -64.2 %(坪単価 -84.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.1 分 → 2023年 23.8 分、-28.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.2 年 → 2023年 35.3 年、+59.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 % → 2023年 42.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 7.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -64.2%( -84.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -59.6%( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
九州新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
熊本駅 | 47.2万/坪 (36.7年/73.4坪) | 132万/坪 (25.6年/87.7坪) | 71.9万/坪 (21.7年/112坪) |
新八代駅 | 21.7万/坪 (42.7年/146坪) | 53.6万/坪 (14.3年/169坪) | 49.5万/坪 (20.1年/222坪) |
新水俣駅 | 45.7万/坪 (12.3年/74.1坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新八代駅 21.7 万/坪(昨年同期比 -59.6 %)
新八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -59.6%( -32.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.7年(昨年 14.3年から +199.3 %増)。平均土地面積は 146.4 坪 (昨年 168.6 坪から -13.2 %減)。平均建物面積は 90.8 坪 (昨年 157.3 坪から -42.3 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 14.3 年 → 2023年 42.7 年、+199.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 22.2 分 → 2023年 29.2 分、+31.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 60.0 %)
熊本駅 47.2 万/坪(昨年同期比 -64.2 %)
熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -64.2%( -84.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 36.7年(昨年 25.6年から +43.6 %増)。平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 87.7 坪から -16.3 %減)。平均建物面積は 102.3 坪 (昨年 107.8 坪から -5.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 37.5 分 → 2023年 21.6 分、-42.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 % → 2023年 42.9 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.6 年 → 2023年 36.7 年、+43.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示