【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR総武線快速 (東京駅~新小岩駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +5.5%( +8.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2021年)に比べて -24.5%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.9年(昨年 24.7年から -35.7 %減)。平均土地面積は 26.4 坪 (昨年 25.0 坪から +5.3 %増)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 36.7 坪から -4.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新小岩駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは馬喰町駅で昨年に比べ +133.6 %、坪単価は 302 万円/坪となった。
上位 1 駅(馬喰町駅)は +133.6 %(坪単価 +172.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(錦糸町駅)は -1.8 %(坪単価 -8.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.7 年 → 2022年 15.9 年、-35.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.1 % → 2022年 37.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.8 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 % → 2022年 3.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.8 % → 2022年 3.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった錦糸町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 441万円/坪(133万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.8%( -8.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新小岩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +19.4%( +24.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2021年)に比べて -14.6%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
JR総武線快速 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東京駅 | - | - | - |
新日本橋駅 | - | - | - |
馬喰町駅 | 302万/坪 (17.3年/25.7坪) | 129万/坪 (52.0年/22.7坪) | 534万/坪 (28.3年/60.5坪) |
錦糸町駅 | 441万/坪 (0年/90.8坪) | 449万/坪 (36.6年/35.9坪) | 272万/坪 (1.3年/59.0坪) |
新小岩駅 | 149万/坪 (15.9年/24.5坪) | 125万/坪 (21.2年/22.2坪) | 151万/坪 (10.3年/35.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
馬喰町駅 301.8 万/坪(昨年同期比 +133.6 %)
馬喰町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 302万円/坪(91.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +133.6%( +172.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 52.0年から -66.8 %減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 22.7 坪から +13.3 %増)。平均建物面積は 139.2 坪 (昨年 108.9 坪から +27.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 52.0 年 → 2022年 17.3 年、-66.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 2.3 分 → 2022年 2.0 分、-14.3 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 100.0 %)
錦糸町駅 440.8 万/坪(昨年同期比 -1.8 %)
錦糸町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 441万円/坪(133万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -1.8%( -8.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 35.9 坪から +152.6 %増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 90.8 坪から -10.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.8 分 → 2022年 10.0 分、+73.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示