【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の西武多摩川線 (武蔵境駅～是政駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +6.3％( +10.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2019年)に比べて +73.7％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.2年(昨年 14.7年から -37.4 ％減)。平均土地面積は 41.2 坪 (昨年 46.9 坪から -12.2 ％減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 41.0 坪から -7.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵境駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵境駅で昨年に比べ +27.3 ％、坪単価は 191 万円/坪となった。
上位 1 駅(武蔵境駅)は +27.3 ％(坪単価 +41.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(是政駅)は -50.2 ％(坪単価 -54.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 14.7 年 → 2020年 9.2 年、-37.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 52.6 ％ → 2020年 69.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 ％ → 2020年 18.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.3 ％ → 2020年 3.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 191万円/坪(57.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +27.3％( +41.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2019年)に比べて +77.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった是政駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.2％( -54.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武多摩川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵境駅 | 191万/坪 (9.3年/44.4坪) | 150万/坪 (23.9年/52.3坪) | 188万/坪 (10.5年/34.4坪) |
| 新小金井駅 | 156万/坪 (5.8年/33.3坪) | 183万/坪 (1.3年/29.5坪) | 175万/坪 (8.4年/55.7坪) |
| 多磨駅 | 165万/坪 (3.3年/31.5坪) | 182万/坪 (5.5年/37.8坪) | 117万/坪 (24.1年/41.7坪) |
| 白糸台駅 | 158万/坪 (15.3年/36.8坪) | - | - |
| 競艇場前駅 | 132万/坪 (5.9年/42.4坪) | - | 132万/坪 (1.3年/31.8坪) |
| 是政駅 | 54.1万/坪 (48.3年/69.6坪) | 109万/坪 (18.3年/75.6坪) | 132万/坪 (24.3年/36.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵境駅 191.2 万/坪(昨年同期比 +27.3 ％)
武蔵境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 191万円/坪(57.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +27.3％( +41.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2019年)に比べて +77.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 23.9年から -61.1 ％減)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 52.3 坪から -15.0 ％減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 38.3 坪から +12.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 23.9 年 → 2020年 9.3 年、-61.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 68.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 ％ → 2020年 31.2 ％)
是政駅 54.1 万/坪(昨年同期比 -50.2 ％)
是政駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -50.2％( -54.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.3年(昨年 18.3年から +164.4 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 75.6 坪から -8.0 ％減)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 107.4 坪から -38.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 18.3 年 → 2020年 48.3 年、+164.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示