【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期の西武多摩川線 (武蔵境駅～是政駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +12.3％( +20.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2019年)に比べて +12.1％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 10.1年から -25.5 ％減)。平均土地面積は 35.2 坪 (昨年 39.7 坪から -11.5 ％減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 32.9 坪から +4.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵境駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵境駅で昨年に比べ +10.1 ％、坪単価は 196 万円/坪となった。
上位 1 駅(武蔵境駅)は +10.1 ％(坪単価 +18.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新小金井駅)は -4.7 ％(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 10.1 年 → 2020年 7.5 年、-25.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 62.5 ％ → 2020年 70.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.4 ％ → 2020年 5.4 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.2 ％ → 2020年 5.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 196万円/坪(59.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +10.1％( +18.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2019年)に比べて +71.4％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -2.6％( -3.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武多摩川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵境駅 | 196万/坪 (9.4年/35.1坪) | 178万/坪 (12.4年/43.8坪) | 205万/坪 (6.2年/74.4坪) |
| 新小金井駅 | 179万/坪 (3.8年/34.3坪) | 188万/坪 (0.9年/34.0坪) | 185万/坪 (2.3年/40.5坪) |
| 多磨駅 | 129万/坪 (4.8年/37.4坪) | 132万/坪 (10.5年/38.5坪) | 165万/坪 (1.0年/30.3坪) |
| 白糸台駅 | - | - | 52.9万/坪 (39.0年/12.1坪) |
| 競艇場前駅 | - | 156万/坪 (1.0年/25.7坪) | - |
| 是政駅 | - | 125万/坪 (26.7年/43.9坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵境駅 196.4 万/坪(昨年同期比 +10.1 ％)
武蔵境駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 196万円/坪(59.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +10.1％( +18.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2019年)に比べて +71.4％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.4年(昨年 12.4年から -23.8 ％減)。平均土地面積は 35.1 坪 (昨年 43.8 坪から -19.8 ％減)。平均建物面積は 37.5 坪 (昨年 36.8 坪から +2.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 12.4 年 → 2020年 9.4 年、-23.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 21.4 分 → 2020年 15.6 分、-26.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 62.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.1 ％ → 2020年 12.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 8.3 ％)
新小金井駅 179.2 万/坪(昨年同期比 -4.7 ％)
新小金井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -4.7％( -8.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 3.8年(昨年 0.9年から +332.2 ％増)。平均土地面積は 34.3 坪 (昨年 34.0 坪から +0.7 ％増)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 27.0 坪から +4.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.9 年 → 2020年 3.8 年、+332.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.4 分 → 2020年 13.3 分、+28.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 88.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示