物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2024年
2024年1月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2024年1月〜6月期の東京メトロ千代田線 (北綾瀬駅代々木上原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 246万円/坪(74.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.0%( -21.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 103 件(1年前(2023年)に比べて -64.2%( -185件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.0年(昨年 23.2年から -22.1 %減)。平均土地面積は 32.3 坪 (昨年 39.1 坪から -17.3 %減)。平均建物面積は 50.0 坪 (昨年 51.5 坪から -2.8 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。明治神宮前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは代々木公園駅で昨年に比べ +115.8 %、坪単価は 669 万円/坪となった。

上位 2 駅(代々木公園駅明治神宮前駅)は +89.1 %(坪単価 +472.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(湯島駅乃木坂駅)は -41.9 %(坪単価 -211.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 23.2 年 → 2024年 18.0 年、-22.1 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.7 % → 2024年 33.3 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.6 % → 2024年 12.5 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 10.3 分 → 2024年 11.4 分、+10.9 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.4 % → 2024年 9.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.4 % → 2024年 29.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった明治神宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,526万円/坪(462万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +62.3%( +586.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった北綾瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +6.2%( +8.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -61.1%( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ千代田線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
東京メトロ千代田線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
北綾瀬駅149万/坪
(9.6年/41.6坪)
140万/坪
(17.1年/37.0坪)
138万/坪
(16.3年/41.7坪)
綾瀬駅167万/坪
(14.3年/28.3坪)
180万/坪
(15.6年/31.4坪)
185万/坪
(13.0年/30.4坪)
北千住駅179万/坪
(21.7年/21.7坪)
189万/坪
(22.8年/31.1坪)
160万/坪
(27.1年/29.1坪)
町屋駅184万/坪
(19.9年/23.7坪)
163万/坪
(26.1年/29.3坪)
171万/坪
(21.4年/25.6坪)
西日暮里駅-241万/坪
(28.6年/26.5坪)
210万/坪
(27.4年/24.6坪)
千駄木駅291万/坪
(14.0年/28.5坪)
368万/坪
(29.9年/30.1坪)
259万/坪
(30.0年/33.4坪)
根津駅264万/坪
(55.3年/9.1坪)
352万/坪
(36.1年/67.3坪)
298万/坪
(11.7年/22.2坪)
湯島駅254万/坪
(42.2年/19.9坪)
536万/坪
(41.4年/37.3坪)
284万/坪
(32.7年/40.0坪)
新御茶ノ水駅---
大手町駅-365万/坪
(49.8年/33.3坪)
-
日比谷駅---
国会議事堂前駅---
赤坂駅432万/坪
(38.5年/51.4坪)
467万/坪
(36.8年/50.8坪)
567万/坪
(35.0年/41.8坪)
乃木坂駅310万/坪
(55.0年/33.3坪)
451万/坪
(18.9年/30.3坪)
343万/坪
(18.4年/32.5坪)
表参道駅878万/坪
(35.5年/94.5坪)
1,156万/坪
(28.9年/91.0坪)
816万/坪
(29.1年/69.6坪)
明治神宮前駅1,526万/坪
(20.6年/24.2坪)
940万/坪
(36.0年/42.7坪)
1,070万/坪
(34.4年/39.8坪)
代々木公園駅669万/坪
(14.5年/37.1坪)
310万/坪
(21.7年/36.3坪)
507万/坪
(38.7年/44.1坪)
代々木上原駅406万/坪
(8.8年/36.3坪)
465万/坪
(24.2年/82.8坪)
452万/坪
(20.9年/42.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

代々木公園駅668.9 万/坪(昨年同期比 +115.8 %)

代々木公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 669万円/坪(202万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +115.8%( +358.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.5年(昨年 21.7年から -33.1 %減)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 36.3 坪から +2.1 %増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 87.0 坪から -29.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 21.7 年 → 2024年 14.5 年、-33.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 8.5 分、+21.4 %と大きく増加)

明治神宮前駅1526.1 万/坪(昨年同期比 +62.3 %)

明治神宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,526万円/坪(462万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +62.3%( +586.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.6年(昨年 36.0年から -42.7 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 42.7 坪から -43.3 %減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 82.9 坪から -51.6 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 36.0 年 → 2024年 20.6 年、-42.7 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.4 分 → 2024年 3.0 分、-44.4 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 50.0 %)

湯島駅254.2 万/坪(昨年同期比 -52.6 %)

湯島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 254万円/坪(76.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -52.6%( -282.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 42.2年(昨年 41.4年から +2.1 %増)。平均土地面積は 19.9 坪 (昨年 37.3 坪から -46.6 %減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 105.1 坪から -60.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 60.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 3.0 分 → 2024年 3.5 分、+16.7 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 16.7 %)

乃木坂駅309.9 万/坪(昨年同期比 -31.2 %)

乃木坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 310万円/坪(93.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -31.2%( -140.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 55.0年(昨年 18.9年から +191.4 %増)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 30.3 坪から +10.0 %増)。平均建物面積は 96.8 坪 (昨年 64.3 坪から +50.6 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 18.9 年 → 2024年 55.0 年、+191.4 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 10.0 分、+25.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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