【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の都電荒川線 (三ノ輪橋駅～早稲田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 256万円/坪(77.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +47.4％( +82.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2019年)に比べて +83.3％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 5.7年(昨年 20.4年から -72.1 ％減)。平均土地面積は 24.5 坪 (昨年 37.3 坪から -34.2 ％減)。平均建物面積は 26.4 坪 (昨年 59.4 坪から -55.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。早稲田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは滝野川一丁目駅で昨年に比べ +123.2 ％、坪単価は 227 万円/坪となった。
上位 1 駅(滝野川一丁目駅)は +123.2 ％(坪単価 +125.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東尾久三丁目駅)は +6.0 ％(坪単価 +10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 20.4 年 → 2020年 5.7 年、-72.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 45.5 ％ → 2020年 70.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 ％ → 2020年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 59.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった早稲田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 484万円/坪(146万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +92.5％( +232.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +7.4％( +12.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 都電荒川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三ノ輪橋駅 | - | - | - |
| 荒川一中前駅 | - | - | - |
| 荒川区役所前駅 | 176万/坪 (0.5年/26.7坪) | - | 161万/坪 (0年/18.2坪) |
| 荒川二丁目駅 | 237万/坪 (0.17年/21.7坪) | - | - |
| 荒川七丁目駅 | - | - | - |
| 町屋駅前駅 | - | - | - |
| 町屋二丁目駅 | - | - | - |
| 東尾久三丁目駅 | 181万/坪 (0.5年/13.6坪) | 171万/坪 (0.5年/18.2坪) | - |
| 熊野前駅 | - | 133万/坪 (30.2年/35.3坪) | 159万/坪 (12.3年/22.7坪) |
| 宮ノ前駅 | - | 70.4万/坪 (49.5年/69.6坪) | - |
| 小台駅 | 179万/坪 (0.5年/19.7坪) | 167万/坪 (0.5年/18.2坪) | 102万/坪 (41.0年/51.4坪) |
| 荒川遊園地前駅 | - | - | - |
| 荒川車庫前駅 | 181万/坪 (0.5年/15.1坪) | - | - |
| 梶原駅 | 47.8万/坪 (38.5年/27.2坪) | - | - |
| 栄町駅 | - | - | 124万/坪 (19.5年/30.3坪) |
| 飛鳥山駅 | 367万/坪 (0.5年/31.8坪) | - | 171万/坪 (15.5年/20.4坪) |
| 滝野川一丁目駅 | 227万/坪 (0.5年/17.4坪) | 102万/坪 (32.5年/37.8坪) | 198万/坪 (0.5年/16.6坪) |
| 西ケ原四丁目駅 | - | - | 66.1万/坪 (43.5年/21.2坪) |
| 新庚申塚駅 | - | - | - |
| 庚申塚駅 | - | - | - |
| 巣鴨新田駅 | - | - | - |
| 向原駅 | - | - | - |
| 東池袋四丁目駅 | - | - | - |
| 都電雑司ケ谷駅 | - | - | - |
| 鬼子母神前駅 | - | - | - |
| 学習院下駅 | - | - | - |
| 面影橋駅 | - | - | - |
| 早稲田駅 | 484万/坪 (17.3年/37.4坪) | 251万/坪 (12.8年/40.1坪) | 277万/坪 (0.8年/43.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
滝野川一丁目駅 227.1 万/坪(昨年同期比 +123.2 ％)
滝野川一丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 227万円/坪(68.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +123.2％( +125.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 32.5年から -98.5 ％減)。平均土地面積は 17.4 坪 (昨年 37.8 坪から -54.0 ％減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 19.7 坪から +34.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 32.5 年 → 2020年 0.5 年、-98.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 6.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
東尾久三丁目駅 180.7 万/坪(昨年同期比 +6.0 ％)
東尾久三丁目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +6.0％( +10.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 0.5年から +0.0 ％減)。平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 18.2 坪から -25.0 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 28.7 坪から -21.1 ％減)。
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示