【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR上越線 (越後中里駅～ガーラ湯沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.0万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +24.4％( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2022年)に比べて +11.8％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 31.8年から +22.5 ％増)。平均土地面積は 185.0 坪 (昨年 139.9 坪から +32.3 ％増)。平均建物面積は 84.4 坪 (昨年 67.5 坪から +25.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 2 駅(小出駅、六日町駅)は +1232.5 ％(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(越後湯沢駅、浦佐駅)は -62.9 ％(坪単価 -10.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 41.0 分 → 2023年 27.4 分、-33.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.7 ％ → 2023年 35.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 31.8 年 → 2023年 39.0 年、+22.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 42.9 ％ → 2023年 52.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小千谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +109.2％( +22.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR上越線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 越後中里駅 | - | - | - |
| 岩原スキー場前駅 | - | - | - |
| 越後湯沢駅 | 7.6万/坪 (39.0年/514坪) | 23.7万/坪 (37.7年/189坪) | 2.7万/坪 (34.0年/266坪) |
| 石打駅 | 50.2万/坪 (18.0年/278坪) | - | 6.4万/坪 (35.0年/333坪) |
| 大沢駅 | - | - | 18.2万/坪 (16.0年/66.6坪) |
| 塩沢駅 | - | - | 12.4万/坪 (32.0年/93.8坪) |
| 六日町駅 | 20.2万/坪 (47.0年/222坪) | 5.2万/坪 (29.0年/155坪) | 13.8万/坪 (42.0年/96.8坪) |
| 五日町駅 | - | 11.1万/坪 (32.0年/96.8坪) | - |
| 浦佐駅 | 3.7万/坪 (33.0年/575坪) | 8.8万/坪 (28.0年/141坪) | - |
| 八色駅 | - | - | - |
| 小出駅 | 13.7万/坪 (26.0年/31.8坪) | 0.6万/坪 (45.0年/161坪) | 6.9万/坪 (58.0年/163坪) |
| 越後堀之内駅 | 11.4万/坪 (31.0年/87.7坪) | - | 7.0万/坪 (53.0年/56.0坪) |
| 北堀之内駅 | - | - | - |
| 越後川口駅 | - | - | - |
| 小千谷駅 | 43.3万/坪 (30.4年/72.6坪) | 20.7万/坪 (47.0年/81.7坪) | 9.0万/坪 (17.3年/49.9坪) |
| 越後滝谷駅 | - | - | - |
| 宮内駅 | 42.5万/坪 (47.5年/61.0坪) | 55.5万/坪 (21.7年/82.2坪) | 17.6万/坪 (43.2年/71.6坪) |
| ガーラ湯沢駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小出駅 13.7 万/坪(昨年同期比 +2176.1 ％)
小出駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +2176.1％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 45.0年から -42.2 ％減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 161.3 坪から -80.3 ％減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 99.8 坪から -56.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 45.0 年 → 2023年 26.0 年、-42.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 11.0 分、-45.0 ％と大きく減少)
六日町駅 20.2 万/坪(昨年同期比 +289.0 ％)
六日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +289.0％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 29.0年から +62.1 ％増)。平均土地面積は 222.1 坪 (昨年 155.4 坪から +42.9 ％増)。平均建物面積は 60.1 坪 (昨年 56.5 坪から +6.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 48.5 分 → 2023年 29.4 分、-39.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 29.0 年 → 2023年 47.0 年、+62.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 85.7 ％)
越後湯沢駅 7.6 万/坪(昨年同期比 -67.8 ％)
越後湯沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -67.8％( -16.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 37.7年から +3.5 ％増)。平均土地面積は 514.3 坪 (昨年 188.6 坪から +172.7 ％増)。平均建物面積は 393.3 坪 (昨年 104.4 坪から +276.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 90.0 分 → 2023年 120.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 100.0 ％)
浦佐駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -57.9 ％)
浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.9％( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 28.0年から +17.9 ％増)。平均土地面積は 574.8 坪 (昨年 140.7 坪から +308.6 ％増)。平均建物面積は 269.2 坪 (昨年 88.5 坪から +204.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 29.0 分 → 2023年 24.0 分、-17.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 28.0 年 → 2023年 33.0 年、+17.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示