【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の名鉄常滑線 (神宮前駅～常滑駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -12.6％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 89 件(１年前(2023年)に比べて +11.2％( +9件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 12.4年から +34.1 ％増)。平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 50.9 坪から +7.7 ％増)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 37.2 坪から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。柴田駅、古見駅、大野町駅、西ノ口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柴田駅で昨年に比べ +44.6 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(柴田駅、西ノ口駅)は +39.2 ％(坪単価 +28.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(榎戸駅、常滑駅)は -69.2 ％(坪単価 -64.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.4 年 → 2024年 16.6 年、+34.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 ％ → 2024年 42.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 14.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新日鉄前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +12.2％( +12.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった榎戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -69.4％( -60.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄常滑線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 神宮前駅 | - | 88.8万/坪 (13.0年/31.8坪) | 31.3万/坪 (28.0年/46.9坪) |
| 豊田本町駅 | 89.7万/坪 (24.6年/40.6坪) | 108万/坪 (4.7年/43.4坪) | 93.7万/坪 (9.0年/28.7坪) |
| 道徳駅 | 73.3万/坪 (28.8年/28.5坪) | 64.7万/坪 (26.0年/47.6坪) | 113万/坪 (11.3年/86.8坪) |
| 大江駅 | 78.8万/坪 (27.8年/37.4坪) | 112万/坪 (0.3年/32.8坪) | 75.9万/坪 (18.3年/44.4坪) |
| 大同町駅 | - | 6.3万/坪 (9.0年/42.4坪) | 85.2万/坪 (17.5年/68.4坪) |
| 柴田駅 | 101万/坪 (9.5年/40.6坪) | 69.5万/坪 (20.5年/31.8坪) | 97.6万/坪 (3.7年/105坪) |
| 名和駅 | 105万/坪 (1.0年/35.8坪) | 135万/坪 (0年/47.6坪) | 139万/坪 (13.2年/95.6坪) |
| 聚楽園駅 | 77.2万/坪 (15.0年/48.4坪) | 97.2万/坪 (9.0年/49.6坪) | 99.4万/坪 (10.5年/47.3坪) |
| 新日鉄前駅 | 112万/坪 (1.0年/33.8坪) | 100.0万/坪 (5.0年/41.7坪) | - |
| 太田川駅 | 100万/坪 (2.2年/39.9坪) | 85.6万/坪 (18.7年/62.0坪) | 73.9万/坪 (17.4年/66.3坪) |
| 尾張横須賀駅 | - | 86.0万/坪 (1.0年/47.6坪) | 63.7万/坪 (29.5年/42.4坪) |
| 寺本駅 | 68.6万/坪 (14.5年/78.3坪) | 61.9万/坪 (19.8年/73.4坪) | 85.2万/坪 (10.5年/49.2坪) |
| 朝倉駅 | 64.4万/坪 (22.7年/48.9坪) | 102万/坪 (7.0年/62.0坪) | - |
| 古見駅 | 77.4万/坪 (23.7年/183坪) | 61.2万/坪 (15.5年/45.6坪) | 72.1万/坪 (18.8年/49.9坪) |
| 長浦駅 | 49.3万/坪 (29.5年/63.5坪) | - | 81.2万/坪 (16.8年/63.2坪) |
| 日長駅 | 77.3万/坪 (1.3年/76.8坪) | - | - |
| 新舞子駅 | 62.1万/坪 (21.8年/71.5坪) | 52.3万/坪 (21.7年/55.5坪) | - |
| 大野町駅 | 96.8万/坪 (0年/34.0坪) | 75.7万/坪 (14.0年/72.3坪) | 71.1万/坪 (2.7年/47.9坪) |
| 西ノ口駅 | 102万/坪 (0年/48.4坪) | 76.6万/坪 (1.0年/45.4坪) | 87.0万/坪 (0年/54.5坪) |
| 蒲池駅 | - | 62.6万/坪 (35.0年/71.1坪) | - |
| 榎戸駅 | 26.4万/坪 (32.7年/45.4坪) | 86.4万/坪 (7.5年/56.7坪) | 71.5万/坪 (0年/61.5坪) |
| 多屋駅 | - | 106万/坪 (3.5年/59.0坪) | 68.5万/坪 (14.0年/193坪) |
| 常滑駅 | 30.8万/坪 (27.6年/74.4坪) | 98.9万/坪 (15.8年/55.5坪) | 38.8万/坪 (24.3年/73.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柴田駅 100.6 万/坪(昨年同期比 +44.6 ％)
柴田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +44.6％( +31.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.5年(昨年 20.5年から -53.7 ％減)。平均土地面積は 40.6 坪 (昨年 31.8 坪から +27.8 ％増)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 36.9 坪から +44.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.5 年 → 2024年 9.5 年、-53.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.1 分 → 2024年 8.0 分、-28.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
西ノ口駅 102.5 万/坪(昨年同期比 +33.9 ％)
西ノ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +33.9％( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 1.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 45.4 坪から +6.7 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 1.0 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 12.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
榎戸駅 26.4 万/坪(昨年同期比 -69.4 ％)
榎戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -69.4％( -60.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 7.5年から +335.6 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 56.7 坪から -20.0 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 34.0 坪から +0.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.0 分 → 2024年 7.0 分、-36.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 7.5 年 → 2024年 32.7 年、+335.6 ％と大きく増加)
常滑駅 30.8 万/坪(昨年同期比 -68.9 ％)
常滑駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -68.9％( -68.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて +75.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 15.8年から +74.9 ％増)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 55.5 坪から +34.0 ％増)。平均建物面積は 46.0 坪 (昨年 37.1 坪から +24.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.8 年 → 2024年 27.6 年、+74.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.6 分 → 2024年 26.2 分、+79.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 36.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 9.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示