【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR徳島線 (佃駅～佐古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.7万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +44.5％( +15.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて -31.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 27.5年から -32.2 ％減)。平均土地面積は 75.7 坪 (昨年 100.8 坪から -24.8 ％減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 50.7 坪から -17.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。府中駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波山川駅で昨年に比べ +2370.5 ％、坪単価は 38.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波山川駅、下浦駅)は +1301.9 ％(坪単価 +39.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鮎喰駅、佐古駅)は -4.9 ％(坪単価 -4.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.5 年 → 2024年 18.7 年、-32.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.3 ％ → 2024年 37.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.5 ％ → 2024年 25.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.2 分 → 2024年 30.5 分、+31.6 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鮎喰駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -9.8％( -8.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +13.5％( +3.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR徳島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佃駅 | - | - | - |
| 辻駅 | - | - | - |
| 阿波加茂駅 | - | - | - |
| 三加茂駅 | - | - | - |
| 江口駅 | - | - | - |
| 阿波半田駅 | - | - | 22.1万/坪 (34.0年/165坪) |
| 貞光駅 | - | 6.7万/坪 (37.5年/164坪) | 11.0万/坪 (42.5年/113坪) |
| 小島駅 | - | 13.6万/坪 (28.5年/46.9坪) | - |
| 穴吹駅 | 46.1万/坪 (17.0年/71.1坪) | 14.6万/坪 (57.5年/148坪) | 3.3万/坪 (30.5年/76.1坪) |
| 川田駅 | 20.9万/坪 (11.5年/96.8坪) | - | 4.1万/坪 (0年/124坪) |
| 阿波山川駅 | 38.9万/坪 (14.5年/63.5坪) | 1.6万/坪 (48.0年/191坪) | - |
| 山瀬駅 | - | - | 14.8万/坪 (17.5年/154坪) |
| 学駅 | 17.8万/坪 (40.0年/183坪) | - | 6.0万/坪 (53.5年/245坪) |
| 阿波川島駅 | 45.8万/坪 (9.5年/151坪) | - | 6.3万/坪 (45.0年/129坪) |
| 西麻植駅 | - | - | 19.5万/坪 (43.5年/49.9坪) |
| 鴨島駅 | 66.3万/坪 (13.0年/116坪) | 22.4万/坪 (31.9年/147坪) | 20.3万/坪 (30.2年/167坪) |
| 麻植塚駅 | - | - | - |
| 牛島駅 | - | 36.4万/坪 (22.5年/49.9坪) | 2.4万/坪 (37.5年/91.5坪) |
| 下浦駅 | 17.8万/坪 (54.5年/242坪) | 58.2万/坪 (25.5年/59.0坪) | |
| 石井駅 | 31.5万/坪 (30.5年/56.0坪) | 27.7万/坪 (28.7年/50.2坪) | 38.0万/坪 (33.0年/54.5坪) |
| 府中駅 | 70.2万/坪 (6.5年/45.4坪) | 41.4万/坪 (26.4年/86.7坪) | 52.9万/坪 (7.0年/55.2坪) |
| 鮎喰駅 | 78.6万/坪 (4.8年/35.3坪) | 87.2万/坪 (1.5年/49.9坪) | 36.7万/坪 (27.8年/59.7坪) |
| 蔵本駅 | 51.3万/坪 (28.9年/71.1坪) | 46.9万/坪 (12.3年/51.4坪) | 66.2万/坪 (12.5年/52.2坪) |
| 佐古駅 | 58.2万/坪 (23.0年/68.1坪) | 58.2万/坪 (20.2年/90.8坪) | 69.1万/坪 (15.5年/57.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波山川駅 38.9 万/坪(昨年同期比 +2370.5 ％)
阿波山川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2370.5％( +37.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 48.0年から -69.8 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 190.6 坪から -66.7 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 37.1 坪から -30.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 48.0 年 → 2024年 14.5 年、-69.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 37.0 分 → 2024年 10.0 分、-73.0 ％と大きく減少)
下浦駅 59.3 万/坪(昨年同期比 +233.3 ％)
下浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.3万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +233.3％( +41.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 39.3 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.0 分 → 2024年 13.0 分、-55.2 ％と大きく減少)
鮎喰駅 78.6 万/坪(昨年同期比 -9.8 ％)
鮎喰駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -9.8％( -8.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 1.5年から +221.9 ％増)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 49.9 坪から -29.3 ％減)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 33.3 坪から -16.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.5 年 → 2024年 4.8 年、+221.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 14.0 分、+133.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
佐古駅 58.2 万/坪(昨年同期比 +0.0 ％)
佐古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.0％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 20.2年から +13.8 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 90.8 坪から -25.0 ％減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 85.3 坪から -44.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 20.2 年 → 2024年 23.0 年、+13.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.1 分 → 2024年 16.5 分、+25.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示