【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR徳島線 (佃駅～佐古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.5万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +39.5％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて -32.5％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 32.1年から -7.6 ％減)。平均土地面積は 97.2 坪 (昨年 76.8 坪から +26.6 ％増)。平均建物面積は 50.8 坪 (昨年 45.2 坪から +12.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。佐古駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西麻植駅で昨年に比べ +1328.6 ％、坪単価は 82.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(西麻植駅、穴吹駅)は +848.9 ％(坪単価 +73.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(江口駅、蔵本駅)は -47.7 ％(坪単価 -16.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.4 ％ → 2022年 32.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.4 ％ → 2022年 12.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.9 ％ → 2022年 52.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった穴吹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +369.2％( +70.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +143.0％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR徳島線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佃駅 | - | - | 25.9万/坪 (47.0年/59.0坪) |
| 辻駅 | - | 0.7万/坪 (0年/188坪) | - |
| 阿波加茂駅 | - | 26.0万/坪 (0年/37.8坪) | - |
| 三加茂駅 | - | - | - |
| 江口駅 | 8.5万/坪 (40.0年/192坪) | 30.3万/坪 (11.0年/133坪) | 7.9万/坪 (50.0年/363坪) |
| 阿波半田駅 | - | 8.6万/坪 (42.0年/210坪) | 3.3万/坪 (29.0年/160坪) |
| 貞光駅 | - | - | 7.3万/坪 (49.0年/33.3坪) |
| 小島駅 | - | - | - |
| 穴吹駅 | 89.3万/坪 (0年/49.9坪) | 19.0万/坪 (29.4年/59.0坪) | 34.8万/坪 (28.0年/67.1坪) |
| 川田駅 | 4.5万/坪 (30.0年/148坪) | 1.8万/坪 (45.0年/31.8坪) | |
| 阿波山川駅 | 3.6万/坪 (50.7年/125坪) | - | - |
| 山瀬駅 | - | - | 3.8万/坪 (39.0年/84.7坪) |
| 学駅 | - | - | 35.8万/坪 (11.0年/161坪) |
| 阿波川島駅 | - | - | - |
| 西麻植駅 | 82.6万/坪 (0年/56.0坪) | 5.8万/坪 (0年/78.7坪) | - |
| 鴨島駅 | 23.5万/坪 (35.7年/146坪) | 9.8万/坪 (45.5年/104坪) | 34.6万/坪 (16.3年/79.4坪) |
| 麻植塚駅 | - | - | 36.4万/坪 (46.0年/245坪) |
| 牛島駅 | - | 7.9万/坪 (44.5年/123坪) | - |
| 下浦駅 | - | - | 23.1万/坪 (65.0年/51.4坪) |
| 石井駅 | - | 39.5万/坪 (30.7年/54.9坪) | 36.2万/坪 (24.0年/184坪) |
| 府中駅 | 61.4万/坪 (12.5年/47.6坪) | - | 43.2万/坪 (23.6年/70.2坪) |
| 鮎喰駅 | - | 14.9万/坪 (38.3年/79.8坪) | 77.0万/坪 (8.8年/60.8坪) |
| 蔵本駅 | 34.6万/坪 (42.3年/42.0坪) | 45.2万/坪 (21.4年/38.2坪) | 59.5万/坪 (0年/40.1坪) |
| 佐古駅 | 65.5万/坪 (16.7年/35.3坪) | 51.3万/坪 (21.3年/38.8坪) | 74.6万/坪 (19.6年/57.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西麻植駅 82.6 万/坪(昨年同期比 +1328.6 ％)
西麻植駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1328.6％( +76.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 78.7 坪から -28.8 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 6.1 坪から +400.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 28.0 分 → 2022年 15.0 分、-46.4 ％と大きく減少)
穴吹駅 89.3 万/坪(昨年同期比 +369.2 ％)
穴吹駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +369.2％( +70.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 29.4年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 59.0 坪から -15.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 29.5 坪から +2.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.4 年 → 2022年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.3 分 → 2022年 30.0 分、+34.3 ％と大きく増加)
江口駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -71.8 ％)
江口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -71.8％( -21.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 11.0年から +263.6 ％増)。平均土地面積は 192.1 坪 (昨年 133.1 坪から +44.3 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 36.3 坪から +41.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 16.5 分、-45.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 11.0 年 → 2022年 40.0 年、+263.6 ％と大きく増加)
蔵本駅 34.6 万/坪(昨年同期比 -23.6 ％)
蔵本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.6万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -23.6％( -10.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 21.4年から +97.4 ％増)。平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 38.2 坪から +9.9 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 86.8 坪から -59.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.8 分 → 2022年 14.5 分、-13.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.4 年 → 2022年 42.3 年、+97.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示