【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR赤穂線 (寒河駅~東岡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.3%( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +54.1%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 22.2年から +5.2 %増)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 57.8 坪から +40.7 %増)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 30.2 坪から +33.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。東岡山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東岡山駅で昨年に比べ +37.9 %、坪単価は 79.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(東岡山駅、西大寺駅)は +17.0 %(坪単価 +9.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(邑久駅、日生駅)は -55.4 %(坪単価 -25.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.3 % → 2021年 38.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.3 % → 2021年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 27.6 分 → 2021年 32.7 分、+18.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.2 % → 2021年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.9%( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +116.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.1%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR赤穂線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
寒河駅 | - | - | 30.5万/坪 (12.5年/72.6坪) |
日生駅 | 10.7万/坪 (43.8年/54.5坪) | 17.2万/坪 (29.2年/101坪) | - |
伊里駅 | - | - | 12.7万/坪 (45.2年/87.7坪) |
備前片上駅 | 12.3万/坪 (53.5年/60.5坪) | - | - |
西片上駅 | - | 13.2万/坪 (45.5年/130坪) | 15.3万/坪 (0年/78.7坪) |
伊部駅 | 9.4万/坪 (42.0年/110坪) | - | - |
香登駅 | - | - | - |
長船駅 | 30.1万/坪 (24.7年/93.5坪) | 48.5万/坪 (13.5年/50.9坪) | 33.4万/坪 (21.2年/118坪) |
邑久駅 | 16.5万/坪 (26.7年/156坪) | 60.2万/坪 (21.0年/63.7坪) | 20.5万/坪 (41.0年/71.1坪) |
大富駅 | - | 62.6万/坪 (0.5年/50.9坪) | - |
西大寺駅 | 55.8万/坪 (23.2年/61.5坪) | 58.1万/坪 (19.7年/44.0坪) | 46.8万/坪 (20.7年/73.0坪) |
大多羅駅 | 60.2万/坪 (20.2年/57.3坪) | 67.2万/坪 (34.2年/53.9坪) | 34.8万/坪 (47.9年/74.1坪) |
東岡山駅 | 79.3万/坪 (12.3年/64.2坪) | 57.5万/坪 (25.0年/51.4坪) | 25.5万/坪 (31.0年/86.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東岡山駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +37.9 %)
東岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +37.9%( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +116.7%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.3年(昨年 25.0年から -50.9 %減)。平均土地面積は 64.2 坪 (昨年 51.4 坪から +24.9 %増)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 29.0 坪から +18.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.0 年 → 2021年 12.3 年、-50.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 23.1 %)
西大寺駅 55.8 万/坪(昨年同期比 -4.0 %)
西大寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -4.0%( -2.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.2年(昨年 19.7年から +17.5 %増)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 44.0 坪から +39.8 %増)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 31.0 坪から +23.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 19.7 年 → 2021年 23.2 年、+17.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.6 分 → 2021年 36.5 分、+107.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 16.7 %)
邑久駅 16.5 万/坪(昨年同期比 -72.6 %)
邑久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -72.6%( -43.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 21.0年から +27.0 %増)。平均土地面積は 156.2 坪 (昨年 63.7 坪から +145.0 %増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 34.6 坪から +57.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.0 年 → 2021年 26.7 年、+27.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 38.1 分 → 2021年 90.0 分、+136.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
日生駅 10.7 万/坪(昨年同期比 -38.1 %)
日生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.7万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -38.1%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 29.2年から +50.0 %増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 100.8 坪から -46.0 %減)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 29.7 坪から +50.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 16.8 分、-72.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 29.2 年 → 2021年 43.8 年、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示