【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR津山線 (岡山駅~津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.4万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -20.3%( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 51 件(1年前(2023年)に比べて -45.2%( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 29.1年から +5.9 %増)。平均土地面積は 110.4 坪 (昨年 81.4 坪から +35.7 %増)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 51.9 坪から +1.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全ての駅において下落した。岡山駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは津山駅で昨年に比べ -82.2 %、坪単価は 7.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(岡山駅、誕生寺駅)は -11.3 %(坪単価 -3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津山駅、法界院駅)は -69.0 %(坪単価 -48.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 51.1 分 → 2024年 45.8 分、-10.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.1 % → 2024年 28.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.3 % → 2024年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.4 % → 2024年 8.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -7.8%( -5.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -47.8%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福渡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -49.2%( -6.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR津山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡山駅 | 63.8万/坪 (26.4年/95.4坪) | 69.3万/坪 (31.0年/75.6坪) | 67.4万/坪 (29.3年/70.0坪) |
法界院駅 | 49.3万/坪 (34.4年/48.9坪) | 112万/坪 (15.0年/84.1坪) | 70.0万/坪 (34.5年/63.9坪) |
備前原駅 | - | - | 42.9万/坪 (35.0年/59.7坪) |
玉柏駅 | 18.3万/坪 (60.0年/106坪) | 40.0万/坪 (16.0年/59.7坪) | - |
牧山駅 | - | - | - |
野々口駅 | - | 6.3万/坪 (0年/121坪) | - |
金川駅 | - | 1.4万/坪 (0年/63.5坪) | - |
建部駅 | - | - | 25.6万/坪 (28.0年/96.8坪) |
福渡駅 | 6.6万/坪 (55.0年/96.8坪) | 13.0万/坪 (35.0年/201坪) | 20.5万/坪 (31.3年/76.4坪) |
神目駅 | 28.9万/坪 (31.0年/303坪) | - | - |
弓削駅 | - | 10.4万/坪 (58.5年/99.8坪) | 2.5万/坪 (0年/245坪) |
誕生寺駅 | 11.3万/坪 (40.0年/321坪) | 13.2万/坪 (47.0年/263坪) | - |
小原駅 | - | - | - |
亀甲駅 | 9.0万/坪 (44.0年/109坪) | - | - |
佐良山駅 | - | - | - |
津山口駅 | 49.2万/坪 (30.5年/163坪) | - | 88.2万/坪 (0年/78.7坪) |
津山駅 | 7.4万/坪 (45.3年/123坪) | 41.4万/坪 (23.3年/74.0坪) | 56.8万/坪 (25.3年/97.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡山駅 63.8 万/坪(昨年同期比 -7.8 %)
岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -7.8%( -5.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -47.8%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 31.0年から -14.8 %減)。平均土地面積は 95.4 坪 (昨年 75.6 坪から +26.2 %増)。平均建物面積は 51.5 坪 (昨年 53.7 坪から -4.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.0 年 → 2024年 26.4 年、-14.8 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 % → 2024年 14.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 57.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 % → 2024年 11.4 %)
誕生寺駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -14.8 %)
誕生寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -14.8%( -2.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 47.0年から -14.9 %減)。平均土地面積は 320.7 坪 (昨年 263.2 坪から +21.8 %増)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 90.8 坪から -35.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 47.0 年 → 2024年 40.0 年、-14.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 19.0 分、-84.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
津山駅 7.4 万/坪(昨年同期比 -82.2 %)
津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -82.2%( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 23.3年から +93.9 %増)。平均土地面積は 123.4 坪 (昨年 74.0 坪から +66.9 %増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 48.9 坪から +25.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 40.8 分 → 2024年 27.2 分、-33.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.3 年 → 2024年 45.3 年、+93.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 75.0 %)
法界院駅 49.3 万/坪(昨年同期比 -55.8 %)
法界院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -55.8%( -62.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 15.0年から +128.9 %増)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 84.1 坪から -41.8 %減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 48.6 坪から -10.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.0 年 → 2024年 34.4 年、+128.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示