【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR本四備讃線 (茶屋町駅～児島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.4万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.0％( -10.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 23 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.7年(昨年 29.0年から +16.2 ％増)。平均土地面積は 84.5 坪 (昨年 85.5 坪から -1.2 ％減)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 46.9 坪から +4.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。上の町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上の町駅で昨年に比べ +54.6 ％、坪単価は 70.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(上の町駅)は +54.6 ％(坪単価 +24.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(木見駅)は -70.1 ％(坪単価 -47.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.8 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.0 年 → 2024年 33.7 年、+16.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.8 ％ → 2024年 42.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上の町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.6万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +54.6％( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -70.1％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR本四備讃線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茶屋町駅 | 64.4万/坪 (35.4年/59.3坪) | 120万/坪 (18.8年/134坪) | 73.0万/坪 (16.5年/96.8坪) |
| 植松駅 | - | 25.7万/坪 (44.3年/51.4坪) | - |
| 木見駅 | 20.2万/坪 (34.6年/108坪) | 67.6万/坪 (11.3年/52.9坪) | 31.2万/坪 (18.6年/104坪) |
| 上の町駅 | 70.6万/坪 (6.3年/424坪) | 45.7万/坪 (31.5年/114坪) | 30.2万/坪 (35.9年/64.0坪) |
| 児島駅 | 30.8万/坪 (34.9年/66.1坪) | 28.8万/坪 (32.0年/63.1坪) | 29.1万/坪 (36.2年/75.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上の町駅 70.6 万/坪(昨年同期比 +54.6 ％)
上の町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.6万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +54.6％( +24.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 31.5年から -80.1 ％減)。平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 114.2 坪から +270.9 ％増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 52.2 坪から +27.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.5 年 → 2024年 6.3 年、-80.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 21.2 分 → 2024年 25.0 分、+17.6 ％と増加)
木見駅 20.2 万/坪(昨年同期比 -70.1 ％)
木見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -70.1％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.6年(昨年 11.3年から +207.4 ％増)。平均土地面積は 108.4 坪 (昨年 52.9 坪から +104.8 ％増)。平均建物面積は 129.6 坪 (昨年 31.8 坪から +307.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.3 年 → 2024年 34.6 年、+207.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 18.7 分 → 2024年 26.3 分、+41.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示