【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR本四備讃線 (茶屋町駅～児島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.0％( -10.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +8.7％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 29.2年から +5.5 ％増)。平均土地面積は 73.7 坪 (昨年 80.6 坪から -8.6 ％減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 56.9 坪から -28.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。木見駅、上の町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上の町駅で昨年に比べ +61.0 ％、坪単価は 36.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(上の町駅)は +61.0 ％(坪単価 +13.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(植松駅)は -76.0 ％(坪単価 -53.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.9 分 → 2024年 19.2 分、-19.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 47.6 ％ → 2024年 45.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.8万円/坪(27.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +34.6％( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった植松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -76.0％( -53.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR本四備讃線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茶屋町駅 | 51.9万/坪 (35.6年/81.8坪) | 80.2万/坪 (16.0年/98.3坪) | 74.2万/坪 (21.6年/103坪) |
| 植松駅 | 16.9万/坪 (49.0年/101坪) | 70.7万/坪 (11.8年/52.6坪) | - |
| 木見駅 | 90.8万/坪 (15.3年/51.4坪) | 67.5万/坪 (34.0年/127坪) | 52.3万/坪 (11.6年/150坪) |
| 上の町駅 | 36.6万/坪 (30.0年/66.2坪) | 22.7万/坪 (50.0年/62.0坪) | 37.9万/坪 (38.2年/81.7坪) |
| 児島駅 | 26.7万/坪 (29.4年/62.0坪) | 29.1万/坪 (41.8年/66.2坪) | 59.7万/坪 (17.3年/84.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上の町駅 36.6 万/坪(昨年同期比 +61.0 ％)
上の町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.6万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +61.0％( +13.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 50.0年から -40.0 ％減)。平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 62.0 坪から +6.7 ％増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 24.2 坪から +60.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 50.0 年 → 2024年 30.0 年、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 18.2 分、+21.7 ％と大きく増加)
植松駅 16.9 万/坪(昨年同期比 -76.0 ％)
植松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -76.0％( -53.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 11.8年から +317.0 ％増)。平均土地面積は 100.8 坪 (昨年 52.6 坪から +91.8 ％増)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 28.0 坪から +31.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.0 分 → 2024年 9.3 分、-41.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.8 年 → 2024年 49.0 年、+317.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示