【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR奥羽本線 (大沢駅～及位駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -35.1％( -17.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 86 件(１年前(2019年)に比べて -24.6％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 23.4年から +26.3 ％増)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 99.5 坪から +5.0 ％増)。平均建物面積は 53.1 坪 (昨年 53.4 坪から -0.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。米沢駅、かみのやま温泉駅、南出羽駅、東根駅、新庄駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽前千歳駅で昨年に比べ +370.5 ％、坪単価は 59.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(羽前千歳駅、新庄駅)は +221.1 ％(坪単価 +25.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大石田駅、赤湯駅)は -86.7 ％(坪単価 -16.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.7 ％ → 2020年 30.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.4 年 → 2020年 29.6 年、+26.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 21.0 分 → 2020年 24.7 分、+17.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.7 ％ → 2020年 38.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 15.8 ％ → 2020年 10.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天童南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -4.8％( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大石田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -94.2％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奥羽本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大沢駅 | - | - | - |
| 関根駅 | - | - | - |
| 米沢駅 | 28.7万/坪 (22.4年/128坪) | 23.9万/坪 (30.6年/133坪) | 24.0万/坪 (33.7年/146坪) |
| 置賜駅 | - | 38.1万/坪 (12.8年/92.3坪) | 10.3万/坪 (22.8年/115坪) |
| 高畠駅 | 10.7万/坪 (33.8年/94.8坪) | 45.6万/坪 (20.8年/303坪) | 52.3万/坪 (6.8年/72.6坪) |
| 赤湯駅 | 7.5万/坪 (47.3年/73.7坪) | 36.1万/坪 (25.0年/104坪) | 35.0万/坪 (30.3年/150坪) |
| 中川駅 | - | - | - |
| 羽前中山駅 | - | - | - |
| かみのやま温泉駅 | 38.4万/坪 (26.1年/139坪) | 31.9万/坪 (29.5年/51.4坪) | 59.5万/坪 (14.8年/72.6坪) |
| 茂吉記念館前駅 | 4.1万/坪 (55.8年/69.6坪) | 8.7万/坪 (40.3年/269坪) | 28.0万/坪 (37.8年/60.5坪) |
| 蔵王駅 | 9.7万/坪 (46.8年/127坪) | 30.5万/坪 (29.0年/113坪) | 56.2万/坪 (19.2年/83.4坪) |
| 山形駅 | 44.5万/坪 (28.1年/82.1坪) | 78.4万/坪 (16.3年/88.3坪) | 58.7万/坪 (31.3年/69.0坪) |
| 北山形駅 | 41.7万/坪 (28.1年/57.5坪) | 76.5万/坪 (15.0年/62.7坪) | 54.9万/坪 (21.0年/49.0坪) |
| 羽前千歳駅 | 59.3万/坪 (0年/109坪) | 12.6万/坪 (52.3年/115坪) | 72.7万/坪 (9.6年/93.5坪) |
| 南出羽駅 | 31.9万/坪 (44.8年/68.1坪) | 25.1万/坪 (44.8年/75.6坪) | 55.6万/坪 (21.3年/71.8坪) |
| 漆山駅 | 4.6万/坪 (0年/160坪) | 21.4万/坪 (37.3年/71.1坪) | 23.1万/坪 (32.8年/148坪) |
| 高擶駅 | 35.3万/坪 (20.8年/69.6坪) | - | |
| 天童南駅 | 66.1万/坪 (20.8年/106坪) | 69.4万/坪 (12.4年/86.7坪) | - |
| 天童駅 | 52.0万/坪 (28.3年/83.6坪) | 54.1万/坪 (22.7年/95.3坪) | 59.4万/坪 (0.5年/87.2坪) |
| 乱川駅 | - | 48.9万/坪 (12.4年/99.8坪) | 15.3万/坪 (46.8年/49.9坪) |
| 神町駅 | - | 72.5万/坪 (12.8年/63.5坪) | 41.0万/坪 (25.0年/87.0坪) |
| さくらんぼ東根駅 | 30.3万/坪 (19.3年/114坪) | 81.4万/坪 (6.4年/92.8坪) | 37.4万/坪 (21.4年/235坪) |
| 東根駅 | 45.4万/坪 (22.4年/95.8坪) | 36.9万/坪 (13.3年/54.5坪) | - |
| 村山駅 | 21.9万/坪 (21.3年/113坪) | 22.6万/坪 (32.8年/126坪) | 16.2万/坪 (24.8年/328坪) |
| 袖崎駅 | - | - | - |
| 大石田駅 | 0.24万/坪 (0年/191坪) | 4.2万/坪 (45.8年/96.8坪) | 7.8万/坪 (42.3年/142坪) |
| 北大石田駅 | - | - | |
| 芦沢駅 | - | - | - |
| 舟形駅 | 3.1万/坪 (0年/90.8坪) | - | 6.8万/坪 (0年/109坪) |
| 新庄駅 | 9.8万/坪 (45.0年/93.5坪) | 5.7万/坪 (39.8年/128坪) | 27.0万/坪 (26.4年/90.4坪) |
| 泉田駅 | - | - | - |
| 羽前豊里駅 | - | - | - |
| 真室川駅 | - | 7.1万/坪 (40.3年/160坪) | 2.5万/坪 (39.8年/257坪) |
| 釜淵駅 | - | - | - |
| 大滝駅 | 0.6万/坪 (46.8年/209坪) | - | - |
| 及位駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽前千歳駅 59.3 万/坪(昨年同期比 +370.5 ％)
羽前千歳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.3万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +370.5％( +46.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 115.0 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 58.2 坪から +1.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.5 分 → 2020年 19.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
新庄駅 9.8 万/坪(昨年同期比 +71.6 ％)
新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +71.6％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 39.8年から +13.0 ％増)。平均土地面積は 93.5 坪 (昨年 128.1 坪から -27.0 ％減)。平均建物面積は 115.0 坪 (昨年 64.0 坪から +79.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 39.8 年 → 2020年 45.0 年、+13.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
大石田駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -94.2 ％)
大石田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.24万円/坪(0.07万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -94.2％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 190.6 坪 (昨年 96.8 坪から +96.9 ％増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 25.7 坪から +217.6 ％増)。
赤湯駅 7.5 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
赤湯駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.5万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -79.3％( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 25.0年から +89.0 ％増)。平均土地面積は 73.7 坪 (昨年 103.8 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 42.4 坪から +24.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 25.0 年 → 2020年 47.3 年、+89.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 12.4 分 → 2020年 14.8 分、+19.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示