【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR城端線 (高岡駅～城端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.6％( +4.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 197 件(１年前(2021年)に比べて -4.4％( -9件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 32.3年から -3.6 ％減)。平均土地面積は 94.6 坪 (昨年 98.0 坪から -3.5 ％減)。平均建物面積は 57.6 坪 (昨年 52.3 坪から +10.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。高岡駅、油田駅、城端駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは城端駅で昨年に比べ +77.8 ％、坪単価は 8.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(城端駅、油田駅)は +57.3 ％(坪単価 +7.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福野駅、新高岡駅)は -65.3 ％(坪単価 -25.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.5 ％ → 2022年 20.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 46.4 ％ → 2022年 43.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.7 ％ → 2022年 23.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった砺波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -3.5％( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて +30.8％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -74.3％( -16.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR城端線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高岡駅 | 34.3万/坪 (32.3年/81.2坪) | 26.5万/坪 (34.2年/78.5坪) | 32.9万/坪 (31.9年/78.4坪) |
| 新高岡駅 | 25.6万/坪 (32.9年/63.2坪) | 58.7万/坪 (12.2年/53.3坪) | - |
| 二塚駅 | - | - | 38.9万/坪 (14.0年/263坪) |
| 林駅 | 36.7万/坪 (38.4年/174坪) | - | - |
| 戸出駅 | 39.4万/坪 (23.9年/93.4坪) | 35.3万/坪 (24.1年/114坪) | 28.9万/坪 (25.7年/110坪) |
| 油田駅 | 40.5万/坪 (23.7年/142坪) | 29.6万/坪 (21.9年/164坪) | 33.2万/坪 (31.2年/106坪) |
| 砺波駅 | 42.4万/坪 (20.4年/147坪) | 43.9万/坪 (20.6年/151坪) | 39.1万/坪 (25.9年/99.9坪) |
| 東野尻駅 | 13.5万/坪 (38.9年/131坪) | 20.6万/坪 (34.9年/144坪) | 19.8万/坪 (27.3年/63.5坪) |
| 高儀駅 | - | 11.1万/坪 (19.8年/66.6坪) | - |
| 福野駅 | 5.9万/坪 (47.0年/57.9坪) | 22.7万/坪 (45.7年/148坪) | 20.6万/坪 (29.3年/122坪) |
| 東石黒駅 | - | - | - |
| 福光駅 | 18.8万/坪 (42.3年/92.9坪) | 17.0万/坪 (44.6年/136坪) | 15.7万/坪 (32.7年/196坪) |
| 越中山田駅 | - | - | 21.7万/坪 (0年/287坪) |
| 城端駅 | 8.1万/坪 (47.9年/164坪) | 4.6万/坪 (48.6年/112坪) | 8.7万/坪 (34.7年/97.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
城端駅 8.1 万/坪(昨年同期比 +77.8 ％)
城端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.1万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +77.8％( +3.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.9年(昨年 48.6年から -1.4 ％減)。平均土地面積は 164.4 坪 (昨年 112.1 坪から +46.6 ％増)。平均建物面積は 63.0 坪 (昨年 55.5 坪から +13.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 40.9 分 → 2022年 23.7 分、-42.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 80.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
油田駅 40.5 万/坪(昨年同期比 +36.9 ％)
油田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +36.9％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 21.9年から +8.1 ％増)。平均土地面積は 141.5 坪 (昨年 164.4 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 61.9 坪から -12.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 25.0 ％)
福野駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -74.3 ％)
福野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -74.3％( -16.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 45.7年から +2.8 ％増)。平均土地面積は 57.9 坪 (昨年 147.9 坪から -60.9 ％減)。平均建物面積は 53.3 坪 (昨年 32.7 坪から +63.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 60.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.0 分 → 2022年 33.5 分、+52.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 40.0 ％)
新高岡駅 25.6 万/坪(昨年同期比 -56.3 ％)
新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -56.3％( -33.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 12.2年から +169.5 ％増)。平均土地面積は 63.2 坪 (昨年 53.3 坪から +18.6 ％増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 28.0 坪から +70.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.2 年 → 2022年 32.9 年、+169.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示