【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR城端線 (高岡駅～城端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +30.8％( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 205 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +41件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 34.0年から -10.6 ％減)。平均土地面積は 92.8 坪 (昨年 104.1 坪から -10.8 ％減)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 64.7 坪から -16.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。二塚駅、戸出駅、油田駅、砺波駅、福光駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは越中山田駅で昨年に比べ +360.0 ％、坪単価は 21.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(越中山田駅、福野駅)は +245.5 ％(坪単価 +14.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(城端駅、東野尻駅)は -2.8 ％(坪単価 -0.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 34.0 年 → 2020年 30.4 年、-10.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 53.0 ％ → 2020年 37.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.9 ％ → 2020年 16.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.9 ％ → 2020年 31.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.4 ％ → 2020年 0.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった砺波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +37.1％( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2019年)に比べて +44.4％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった城端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -3.7％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
| JR城端線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高岡駅 | 32.9万/坪 (31.9年/78.4坪) | 27.9万/坪 (34.4年/77.2坪) | 35.2万/坪 (28.9年/89.2坪) |
| 新高岡駅 | - | - | 76.6万/坪 (2.0年/46.9坪) |
| 二塚駅 | 38.9万/坪 (14.0年/263坪) | 30.2万/坪 (36.3年/77.1坪) | 23.0万/坪 (34.8年/260坪) |
| 林駅 | - | - | - |
| 戸出駅 | 28.9万/坪 (25.7年/110坪) | 23.8万/坪 (24.6年/132坪) | 21.2万/坪 (33.7年/105坪) |
| 油田駅 | 33.2万/坪 (31.2年/106坪) | 17.4万/坪 (38.3年/80.2坪) | 41.7万/坪 (23.8年/122坪) |
| 砺波駅 | 39.1万/坪 (25.9年/99.9坪) | 28.5万/坪 (28.2年/126坪) | 35.8万/坪 (28.6年/165坪) |
| 東野尻駅 | 19.8万/坪 (27.3年/63.5坪) | 20.2万/坪 (33.1年/83.2坪) | |
| 高儀駅 | - | - | 9.6万/坪 (42.4年/95.3坪) |
| 福野駅 | 20.6万/坪 (29.3年/122坪) | 8.9万/坪 (38.5年/117坪) | 16.7万/坪 (35.2年/104坪) |
| 東石黒駅 | - | - | - |
| 福光駅 | 15.7万/坪 (32.7年/196坪) | 9.5万/坪 (42.4年/153坪) | 19.2万/坪 (27.6年/93.8坪) |
| 越中山田駅 | 21.7万/坪 (0年/287坪) | 4.7万/坪 (55.8年/363坪) | - |
| 城端駅 | 8.7万/坪 (34.7年/97.6坪) | 9.1万/坪 (47.2年/190坪) | 8.7万/坪 (34.6年/137坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
越中山田駅 21.7 万/坪(昨年同期比 +360.0 ％)
越中山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.7万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +360.0％( +17.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 287.4 坪 (昨年 363.0 坪から -20.8 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 127.1 坪から -66.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.0 分 → 2020年 60.0 分、+650.0 ％と大きく増加)
福野駅 20.6 万/坪(昨年同期比 +131.1 ％)
福野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +131.1％( +11.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2019年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 38.5年から -23.9 ％減)。平均土地面積は 121.8 坪 (昨年 116.8 坪から +4.3 ％増)。平均建物面積は 55.6 坪 (昨年 72.4 坪から -23.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 38.5 年 → 2020年 29.3 年、-23.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 54.5 ％ → 2020年 28.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 32.1 分 → 2020年 44.6 分、+38.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.4 ％ → 2020年 42.9 ％)
城端駅 8.7 万/坪(昨年同期比 -3.7 ％)
城端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -3.7％( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.7年(昨年 47.2年から -26.5 ％減)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 190.3 坪から -48.7 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 59.6 坪から -28.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.2 年 → 2020年 34.7 年、-26.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 33.9 分 → 2020年 46.5 分、+37.0 ％と大きく増加)
東野尻駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -1.8 ％)
東野尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -1.8％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 33.1年から -17.6 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 83.2 坪から -23.6 ％減)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 153.8 坪から -61.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 33.1 年 → 2020年 27.3 年、-17.6 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 17.0 分 → 2020年 31.3 分、+84.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示