【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の富山地方鉄道上滝線 (南富山駅～岩峅寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.6％( +6.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2022年)に比べて -5.6％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 29.9年から -14.8 ％減)。平均土地面積は 79.7 坪 (昨年 101.3 坪から -21.4 ％減)。平均建物面積は 42.9 坪 (昨年 49.1 坪から -12.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。朝菜町駅、上堀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上堀駅で昨年に比べ +94.0 ％、坪単価は 71.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(上堀駅)は +94.0 ％(坪単価 +34.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(南富山駅)は -19.2 ％(坪単価 -14.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 29.9 年 → 2023年 25.5 年、-14.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 28.1 分 → 2023年 20.7 分、-26.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.1 ％ → 2023年 35.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 39.3 ％ → 2023年 25.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 32.1 ％ → 2023年 35.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +94.0％( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.9％( +4.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。
| 富山地方鉄道上滝線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南富山駅 | 61.3万/坪 (20.9年/56.5坪) | 75.8万/坪 (13.3年/81.4坪) | 52.9万/坪 (25.7年/99.3坪) |
| 朝菜町駅 | 48.1万/坪 (24.3年/79.6坪) | 30.7万/坪 (33.5年/124坪) | 94.1万/坪 (15.8年/129坪) |
| 上堀駅 | 71.9万/坪 (0.5年/54.5坪) | 37.1万/坪 (33.0年/139坪) | 74.3万/坪 (26.0年/61.8坪) |
| 小杉駅 | 43.7万/坪 (29.5年/89.4坪) | 39.1万/坪 (33.7年/93.1坪) | 52.6万/坪 (18.1年/83.9坪) |
| 布市駅 | - | - | 32.4万/坪 (19.5年/209坪) |
| 開発駅 | - | 5.8万/坪 (48.5年/60.5坪) | - |
| 月岡駅 | - | - | 39.1万/坪 (26.5年/63.5坪) |
| 大庄駅 | - | 25.4万/坪 (20.5年/63.5坪) | 20.7万/坪 (28.5年/33.3坪) |
| 上滝駅 | - | 12.6万/坪 (32.5年/151坪) | 9.5万/坪 (21.5年/59.0坪) |
| 大川寺駅 | - | - | - |
| 岩峅寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上堀駅 71.9 万/坪(昨年同期比 +94.0 ％)
上堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +94.0％( +34.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 33.0年から -98.5 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 138.8 坪から -60.8 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 43.9 坪から -20.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.0 年 → 2023年 0.5 年、-98.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 21.4 分 → 2023年 18.0 分、-15.9 ％と減少)
南富山駅 61.3 万/坪(昨年同期比 -19.2 ％)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.3万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -19.2％( -14.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.9年(昨年 13.3年から +57.1 ％増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 81.4 坪から -30.7 ％減)。平均建物面積は 32.1 坪 (昨年 40.6 坪から -21.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.8 分 → 2023年 11.5 分、-31.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 60.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 13.3 年 → 2023年 20.9 年、+57.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示