【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の北大阪急行 (箕面萱野駅～江坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.3％( +8.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2022年)に比べて -31.1％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 16.9年から +33.6 ％増)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 62.0 坪から -5.6 ％減)。平均建物面積は 59.5 坪 (昨年 35.3 坪から +68.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。江坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは江坂駅で昨年に比べ +26.2 ％、坪単価は 114 万円/坪となった。
上位 1 駅(江坂駅)は +26.2 ％(坪単価 +23.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(緑地公園駅)は -39.2 ％(坪単価 -54.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.4 ％ → 2023年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.9 年 → 2023年 22.6 年、+33.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 23.1 分 → 2023年 33.7 分、+46.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.0 ％ → 2023年 27.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.5 ％ → 2023年 22.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桃山台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(55.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +11.4％( +18.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -46.7％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -39.2％( -54.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 北大阪急行 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 箕面萱野駅 | - | - | - |
| 箕面船場阪大前駅 | - | - | - |
| 千里中央駅 | 141万/坪 (16.5年/60.8坪) | 132万/坪 (17.0年/78.5坪) | 136万/坪 (19.1年/64.1坪) |
| 桃山台駅 | 185万/坪 (28.0年/61.4坪) | 166万/坪 (9.2年/34.9坪) | 147万/坪 (10.8年/43.9坪) |
| 緑地公園駅 | 85.1万/坪 (41.0年/40.3坪) | 140万/坪 (10.3年/151坪) | 180万/坪 (12.0年/73.6坪) |
| 江坂駅 | 114万/坪 (31.0年/55.5坪) | 90.6万/坪 (26.5年/34.3坪) | 107万/坪 (23.4年/128坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
江坂駅 114.4 万/坪(昨年同期比 +26.2 ％)
江坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +26.2％( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -46.2％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 26.5年から +17.1 ％増)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 34.3 坪から +61.8 ％増)。平均建物面積は 104.6 坪 (昨年 36.2 坪から +189.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.8 分 → 2023年 12.1 分、-11.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 ％ → 2023年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 26.5 年 → 2023年 31.0 年、+17.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 ％ → 2023年 42.9 ％)
緑地公園駅 85.1 万/坪(昨年同期比 -39.2 ％)
緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -39.2％( -54.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 10.3年から +296.8 ％増)。平均土地面積は 40.3 坪 (昨年 151.3 坪から -73.3 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 33.3 坪から +63.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.3 分 → 2023年 11.7 分、-32.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.3 年 → 2023年 41.0 年、+296.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示