【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の北大阪急行 (千里中央駅～江坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(37.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -0.0％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 45 件(１年前(2021年)に比べて -18.2％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 22.8年から -14.9 ％減)。平均土地面積は 55.8 坪 (昨年 55.9 坪から -0.1 ％減)。平均建物面積は 51.0 坪 (昨年 65.7 坪から -22.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。緑地公園駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは緑地公園駅で昨年に比べ +15.8 ％、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 1 駅(緑地公園駅)は +15.8 ％(坪単価 +19.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(桃山台駅)は -22.4 ％(坪単価 -36.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 22.8 年 → 2022年 19.4 年、-14.9 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 ％ → 2022年 9.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.7 ％ → 2022年 18.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 23.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.8％( +19.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +8.6％( +9.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北大阪急行 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千里中央駅 | 120万/坪 (19.7年/68.8坪) | 110万/坪 (25.5年/62.0坪) | 119万/坪 (13.5年/69.0坪) |
| 桃山台駅 | 125万/坪 (17.3年/34.7坪) | 161万/坪 (17.3年/38.4坪) | 146万/坪 (13.7年/47.0坪) |
| 緑地公園駅 | 139万/坪 (15.1年/46.9坪) | 120万/坪 (18.4年/44.2坪) | 190万/坪 (5.8年/35.5坪) |
| 江坂駅 | 119万/坪 (25.0年/40.2坪) | 109万/坪 (27.0年/74.9坪) | 123万/坪 (15.3年/45.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
緑地公園駅 139.0 万/坪(昨年同期比 +15.8 ％)
緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.8％( +19.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 18.4年から -17.8 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 44.2 坪から +6.2 ％増)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 68.1 坪から -28.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 18.4 年 → 2022年 15.1 年、-17.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.0 分 → 2022年 14.0 分、+16.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
桃山台駅 124.9 万/坪(昨年同期比 -22.4 ％)
桃山台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -22.4％( -36.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.3年(昨年 17.3年から -0.3 ％減)。平均土地面積は 34.7 坪 (昨年 38.4 坪から -9.7 ％減)。平均建物面積は 40.4 坪 (昨年 31.8 坪から +27.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 ％ → 2022年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 17.1 分 → 2022年 20.5 分、+20.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.1 ％ → 2022年 30.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.5 ％ → 2022年 30.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示