【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の北大阪急行 (千里中央駅~江坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +8.6%( +10.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 38 件(1年前(2021年)に比べて -42.4%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 16.4年から +43.6 %増)。平均土地面積は 58.9 坪 (昨年 57.5 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 67.3 坪から -24.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。桃山台駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは桃山台駅で昨年に比べ +11.6 %、坪単価は 156 万円/坪となった。
上位 1 駅(桃山台駅)は +11.6 %(坪単価 +16.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(緑地公園駅)は -56.1 %(坪単価 -69.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.4 年 → 2022年 23.6 年、+43.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.1 分 → 2022年 32.3 分、+28.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 28.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.8 % → 2022年 20.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桃山台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.6%( +16.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.3万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -56.1%( -69.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
北大阪急行 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千里中央駅 | 135万/坪 (26.1年/61.1坪) | 129万/坪 (17.3年/56.5坪) | 127万/坪 (9.4年/67.2坪) |
桃山台駅 | 156万/坪 (10.8年/39.1坪) | 139万/坪 (12.5年/45.8坪) | 128万/坪 (11.7年/32.9坪) |
緑地公園駅 | 54.3万/坪 (46.3年/106坪) | 124万/坪 (7.1年/56.9坪) | 187万/坪 (0.6年/34.3坪) |
江坂駅 | - | 116万/坪 (23.4年/66.5坪) | 129万/坪 (11.5年/86.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
桃山台駅 155.6 万/坪(昨年同期比 +11.6 %)
桃山台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +11.6%( +16.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.8年(昨年 12.5年から -13.1 %減)。平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 45.8 坪から -14.6 %減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 60.0 坪から -40.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 12.5 年 → 2022年 10.8 年、-13.1 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.6 分 → 2022年 14.9 分、-10.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 57.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 28.6 %)
緑地公園駅 54.3 万/坪(昨年同期比 -56.1 %)
緑地公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.3万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -56.1%( -69.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 7.1年から +554.2 %増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 56.9 坪から +86.0 %増)。平均建物面積は 423.5 坪 (昨年 80.0 坪から +429.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.8 分 → 2022年 6.0 分、-66.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 7.1 年 → 2022年 46.3 年、+554.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示