【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR石北本線 (新旭川駅~網走駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +33.1%( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 98 件(1年前(2019年)に比べて +48.5%( +32件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 32.8年から -5.2 %減)。平均土地面積は 103.2 坪 (昨年 132.3 坪から -22.0 %減)。平均建物面積は 40.7 坪 (昨年 56.9 坪から -28.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。北見駅、女満別駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは当麻駅で昨年に比べ +388.2 %、坪単価は 19.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(当麻駅、女満別駅)は +220.4 %(坪単価 +8.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上川駅、遠軽駅)は -60.5 %(坪単価 -11.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.5 % → 2020年 4.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.7 % → 2020年 11.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +42.7%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(1年前(2019年)に比べて +68.4%( +26件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった女満別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.6%( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR石北本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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新旭川駅 | - | - | - |
南永山駅 | - | - | - |
東旭川駅 | - | - | - |
当麻駅 | 19.6万/坪 (28.0年/78.7坪) | 4.0万/坪 (45.0年/126坪) | - |
愛別駅 | - | 4.6万/坪 (38.5年/239坪) | - |
中愛別駅 | - | - | - |
安足間駅 | - | - | - |
上川駅 | 6.2万/坪 (38.5年/81.7坪) | 16.2万/坪 (24.5年/136坪) | 7.8万/坪 (51.5年/175坪) |
白滝駅 | - | 2.0万/坪 (28.5年/333坪) | - |
丸瀬布駅 | 6.8万/坪 (49.0年/86.2坪) | - | - |
瀬戸瀬駅 | - | - | - |
遠軽駅 | 8.3万/坪 (41.0年/136坪) | 20.2万/坪 (38.2年/151坪) | 17.7万/坪 (31.4年/90.1坪) |
安国駅 | - | - | - |
生田原駅 | - | - | - |
西留辺蘂駅 | - | - | - |
留辺蘂駅 | 6.6万/坪 (49.2年/135坪) | 8.0万/坪 (35.0年/296坪) | 14.9万/坪 (20.5年/99.8坪) |
相内駅 | - | 21.3万/坪 (20.5年/363坪) | |
東相内駅 | 13.6万/坪 (30.5年/159坪) | 32.5万/坪 (30.0年/54.5坪) | 40.9万/坪 (33.2年/51.4坪) |
西北見駅 | - | 72.1万/坪 (0.5年/78.7坪) | - |
北見駅 | 38.1万/坪 (27.6年/99.0坪) | 26.7万/坪 (31.5年/103坪) | 27.2万/坪 (33.2年/81.8坪) |
柏陽駅 | - | - | - |
愛し野駅 | 71.6万/坪 (30.5年/99.8坪) | - | - |
端野駅 | - | 7.2万/坪 (45.5年/121坪) | 35.6万/坪 (13.5年/127坪) |
緋牛内駅 | - | - | - |
美幌駅 | 15.1万/坪 (35.5年/92.3坪) | 13.1万/坪 (34.5年/128坪) | 12.0万/坪 (34.9年/162坪) |
女満別駅 | 1.7万/坪 (37.5年/60.5坪) | 1.1万/坪 (38.5年/54.5坪) | 15.7万/坪 (13.5年/39.3坪) |
呼人駅 | - | - | - |
網走駅 | 16.5万/坪 (35.5年/116坪) | 15.2万/坪 (37.0年/189坪) | 23.3万/坪 (40.3年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
当麻駅 19.6 万/坪(昨年同期比 +388.2 %)
当麻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +388.2%( +15.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 45.0年から -37.8 %減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 125.5 坪から -37.3 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 44.6 坪から -27.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 45.0 年 → 2020年 28.0 年、-37.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 14.5 分 → 2020年 8.5 分、-41.4 %と大きく減少)
女満別駅 1.7 万/坪(昨年同期比 +52.6 %)
女満別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +52.6%( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 37.5年(昨年 38.5年から -2.6 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 54.5 坪から +11.1 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 87.7 坪から -67.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 12.0 分、+100.0 %と大きく増加)
上川駅 6.2 万/坪(昨年同期比 -61.9 %)
上川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.9%( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 24.5年から +57.1 %増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 136.1 坪から -40.0 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 30.3 坪から +2.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.5 年 → 2020年 38.5 年、+57.1 %と大きく増加)
遠軽駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -59.2 %)
遠軽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.2%( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.0年(昨年 38.2年から +7.4 %増)。平均土地面積は 135.6 坪 (昨年 151.3 坪から -10.3 %減)。平均建物面積は 58.5 坪 (昨年 47.9 坪から +22.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 16.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 18.3 分 → 2020年 20.8 分、+13.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示