【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR石北本線 (新旭川駅～網走駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +16.5％( +3.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 82 件(１年前(2019年)に比べて +22.4％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 33.6年から -2.7 ％減)。平均土地面積は 106.9 坪 (昨年 109.4 坪から -2.3 ％減)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 48.5 坪から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。遠軽駅、美幌駅、網走駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは美幌駅で昨年に比べ +62.8 ％、坪単価は 30.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(美幌駅)は +62.8 ％(坪単価 +11.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(留辺蘂駅)は -25.3 ％(坪単価 -2.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.1 ％ → 2020年 6.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 46.9 ％ → 2020年 42.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 39.1 ％ → 2020年 41.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美幌駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +62.8％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった留辺蘂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -25.3％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR石北本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新旭川駅 | - | - | - |
| 南永山駅 | - | - | - |
| 東旭川駅 | - | - | 35.3万/坪 (16.3年/90.8坪) |
| 当麻駅 | 69.4万/坪 (0.25年/90.8坪) | - | 22.1万/坪 (28.8年/222坪) |
| 愛別駅 | - | - | 2.6万/坪 (54.3年/56.0坪) |
| 中愛別駅 | - | - | - |
| 安足間駅 | - | - | - |
| 上川駅 | - | 7.7万/坪 (40.9年/148坪) | 2.8万/坪 (44.3年/90.8坪) |
| 白滝駅 | - | - | - |
| 丸瀬布駅 | 7.3万/坪 (38.3年/145坪) | - | 0.23万/坪 (54.3年/126坪) |
| 瀬戸瀬駅 | - | - | - |
| 遠軽駅 | 27.3万/坪 (27.6年/99.8坪) | 19.2万/坪 (30.5年/101坪) | 19.1万/坪 (34.1年/98.8坪) |
| 安国駅 | - | - | - |
| 生田原駅 | - | - | - |
| 西留辺蘂駅 | - | - | - |
| 留辺蘂駅 | 8.5万/坪 (25.3年/110坪) | 11.3万/坪 (20.3年/133坪) | 9.4万/坪 (25.6年/242坪) |
| 相内駅 | - | - | - |
| 東相内駅 | 18.6万/坪 (25.8年/247坪) | - | - |
| 西北見駅 | - | - | - |
| 北見駅 | 29.0万/坪 (32.8年/106坪) | 27.3万/坪 (33.9年/106坪) | 32.1万/坪 (31.1年/115坪) |
| 柏陽駅 | - | - | - |
| 愛し野駅 | - | - | 17.9万/坪 (13.3年/46.9坪) |
| 端野駅 | - | - | |
| 緋牛内駅 | - | - | - |
| 美幌駅 | 30.1万/坪 (26.5年/117坪) | 18.5万/坪 (35.8年/103坪) | 30.7万/坪 (24.0年/90.0坪) |
| 女満別駅 | 11.0万/坪 (42.3年/87.7坪) | - | 9.7万/坪 (35.3年/333坪) |
| 呼人駅 | - | - | - |
| 網走駅 | 22.1万/坪 (46.8年/77.7坪) | 16.8万/坪 (32.5年/115坪) | 36.9万/坪 (29.9年/199坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美幌駅 30.1 万/坪(昨年同期比 +62.8 ％)
美幌駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +62.8％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 35.8年から -25.9 ％減)。平均土地面積は 117.1 坪 (昨年 102.9 坪から +13.9 ％増)。平均建物面積は 59.7 坪 (昨年 28.7 坪から +107.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 35.8 年 → 2020年 26.5 年、-25.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.5 分 → 2020年 20.2 分、-23.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
留辺蘂駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -25.3 ％)
留辺蘂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -25.3％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 20.3年から +24.7 ％増)。平均土地面積は 109.9 坪 (昨年 133.1 坪から -17.4 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 52.9 坪から -31.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 20.3 年 → 2020年 25.3 年、+24.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.5 分 → 2020年 17.7 分、+107.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示