【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR札沼線 (桑園駅～北海道医療大学駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1.0％( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 62 件(１年前(2023年)に比べて -87.8％( -445件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 23.4年から -6.3 ％減)。平均土地面積は 58.8 坪 (昨年 69.1 坪から -14.9 ％減)。平均建物面積は 39.0 坪 (昨年 43.8 坪から -11.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。桑園駅、新川駅、百合が原駅、あいの里公園駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは百合が原駅で昨年に比べ +51.1 ％、坪単価は 94.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(百合が原駅、桑園駅)は +49.3 ％(坪単価 +37.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(太平駅、当別駅)は -37.0 ％(坪単価 -19.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.9 ％ → 2024年 13.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.7 ％ → 2024年 16.4 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 1.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +47.5％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった当別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -32.4％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR札沼線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑園駅 | 132万/坪 (1.0年/30.3坪) | 89.7万/坪 (23.2年/51.8坪) | 97.7万/坪 (21.7年/38.8坪) |
| 八軒駅 | 64.8万/坪 (19.3年/39.8坪) | 84.2万/坪 (16.9年/53.2坪) | 86.4万/坪 (23.1年/58.6坪) |
| 新川駅 | 87.2万/坪 (12.4年/42.4坪) | 68.4万/坪 (22.8年/56.9坪) | 75.1万/坪 (20.1年/61.3坪) |
| 新琴似駅 | 78.4万/坪 (29.0年/53.4坪) | 76.0万/坪 (19.8年/51.2坪) | 78.9万/坪 (18.9年/58.6坪) |
| 太平駅 | 43.9万/坪 (32.0年/65.9坪) | 75.4万/坪 (18.9年/58.0坪) | 79.3万/坪 (25.9年/74.3坪) |
| 百合が原駅 | 94.3万/坪 (15.7年/48.7坪) | 62.5万/坪 (28.5年/61.8坪) | 74.0万/坪 (17.1年/63.6坪) |
| 篠路駅 | 49.7万/坪 (27.4年/59.3坪) | 54.0万/坪 (27.4年/67.8坪) | 63.6万/坪 (25.4年/59.7坪) |
| 拓北駅 | 50.0万/坪 (28.6年/59.6坪) | 61.6万/坪 (22.7年/63.3坪) | 57.5万/坪 (25.5年/62.9坪) |
| あいの里教育大駅 | 55.3万/坪 (22.7年/82.3坪) | 57.7万/坪 (23.4年/77.2坪) | 66.8万/坪 (19.8年/72.4坪) |
| あいの里公園駅 | 66.1万/坪 (18.0年/65.0坪) | 51.5万/坪 (24.4年/77.4坪) | 76.8万/坪 (18.5年/69.2坪) |
| 太美駅 | 36.3万/坪 (31.0年/123坪) | 49.0万/坪 (24.9年/153坪) | 62.4万/坪 (19.3年/138坪) |
| 当別駅 | 16.0万/坪 (30.0年/81.7坪) | 23.6万/坪 (31.8年/126坪) | 17.8万/坪 (29.7年/107坪) |
| 北海道医療大学駅 | - | 3.0万/坪 (33.5年/575坪) | 4.2万/坪 (37.5年/424坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
百合が原駅 94.3 万/坪(昨年同期比 +51.1 ％)
百合が原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.3万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +51.1％( +31.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 28.5年から -44.9 ％減)。平均土地面積は 48.7 坪 (昨年 61.8 坪から -21.3 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 36.6 坪から -11.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.5 年 → 2024年 15.7 年、-44.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.7 ％ → 2024年 16.7 ％)
桑園駅 132.2 万/坪(昨年同期比 +47.5 ％)
桑園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +47.5％( +42.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 23.2年から -95.7 ％減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 51.8 坪から -41.6 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 82.5 坪から -59.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.2 年 → 2024年 1.0 年、-95.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
太平駅 43.9 万/坪(昨年同期比 -41.7 ％)
太平駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -41.7％( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -88.1％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 18.9年から +69.4 ％増)。平均土地面積は 65.9 坪 (昨年 58.0 坪から +13.7 ％増)。平均建物面積は 48.1 坪 (昨年 38.3 坪から +25.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.7 分 → 2024年 12.0 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.9 年 → 2024年 32.0 年、+69.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 ％ → 2024年 100.0 ％)
当別駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -32.4 ％)
当別駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -32.4％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 31.8年から -5.6 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 126.3 坪から -35.3 ％減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 45.9 坪から -4.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.8 分 → 2024年 11.0 分、-47.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示