【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR加古川線 (加古川駅～谷川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.5万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +17.7％( +7.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2021年)に比べて -10.9％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 25.4年から +9.9 ％増)。平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 82.6 坪から -2.5 ％減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 33.9 坪から +5.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。加古川駅、神野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは滝野駅で昨年に比べ +297.9 ％、坪単価は 83.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(滝野駅、神野駅)は +188.6 ％(坪単価 +41.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日岡駅、新西脇駅)は -51.6 ％(坪単価 -45.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 ％ → 2022年 34.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.1 ％ → 2022年 2.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.9 ％ → 2022年 36.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.8 ％ → 2022年 15.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった滝野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +297.9％( +62.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった谷川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -37.6％( -4.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR加古川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加古川駅 | 71.6万/坪 (25.8年/43.0坪) | 56.5万/坪 (25.3年/50.5坪) | 85.0万/坪 (16.1年/57.3坪) |
| 日岡駅 | 46.5万/坪 (29.0年/42.4坪) | 116万/坪 (0年/24.2坪) | 22.4万/坪 (23.3年/55.5坪) |
| 神野駅 | 44.5万/坪 (30.0年/80.2坪) | 24.8万/坪 (35.5年/50.9坪) | 47.2万/坪 (32.7年/174坪) |
| 厄神駅 | - | 28.6万/坪 (37.7年/114坪) | 17.6万/坪 (38.0年/84.7坪) |
| 市場駅 | - | - | - |
| 小野町駅 | - | 9.0万/坪 (35.0年/63.5坪) | - |
| 粟生駅 | - | - | - |
| 河合西駅 | - | - | - |
| 青野ケ原駅 | 7.9万/坪 (41.0年/172坪) | - | 13.6万/坪 (33.0年/180坪) |
| 社町駅 | 47.1万/坪 (21.0年/74.5坪) | 46.7万/坪 (23.0年/69.4坪) | - |
| 滝野駅 | 83.3万/坪 (0.5年/75.1坪) | 20.9万/坪 (30.5年/237坪) | 66.1万/坪 (23.5年/77.1坪) |
| 滝駅 | 61.2万/坪 (0年/40.1坪) | - | - |
| 西脇市駅 | 28.4万/坪 (29.0年/87.7坪) | 32.7万/坪 (28.4年/109坪) | 26.3万/坪 (28.6年/123坪) |
| 新西脇駅 | 28.5万/坪 (48.4年/210坪) | 50.2万/坪 (15.3年/57.0坪) | 15.1万/坪 (32.0年/98.3坪) |
| 比延駅 | - | - | - |
| 日本へそ公園駅 | - | 23.6万/坪 (31.0年/157坪) | - |
| 黒田庄駅 | - | - | 3.4万/坪 (44.0年/63.5坪) |
| 本黒田駅 | - | 20.3万/坪 (39.0年/254坪) | - |
| 船町口駅 | - | - | - |
| 久下村駅 | - | - | - |
| 谷川駅 | 8.0万/坪 (32.4年/147坪) | 12.9万/坪 (24.7年/88.2坪) | 42.2万/坪 (14.5年/145坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
滝野駅 83.3 万/坪(昨年同期比 +297.9 ％)
滝野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +297.9％( +62.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 30.5年から -98.4 ％減)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 237.5 坪から -68.4 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 56.7 坪から -45.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.5 年 → 2022年 0.5 年、-98.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 41.5 分 → 2022年 16.0 分、-61.4 ％と大きく減少)
神野駅 44.5 万/坪(昨年同期比 +79.3 ％)
神野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.5万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +79.3％( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 35.5年から -15.5 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 50.9 坪から +57.4 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 39.8 坪から -5.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 35.5 年 → 2022年 30.0 年、-15.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.7 分 → 2022年 18.6 分、+179.0 ％と大きく増加)
日岡駅 46.5 万/坪(昨年同期比 -59.8 ％)
日岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -59.8％( -69.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 24.2 坪から +75.0 ％増)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 30.3 坪から -2.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 12.3 分、-58.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
新西脇駅 28.5 万/坪(昨年同期比 -43.3 ％)
新西脇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -43.3％( -21.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.4年(昨年 15.3年から +216.2 ％増)。平均土地面積は 209.9 坪 (昨年 57.0 坪から +268.0 ％増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 27.9 坪から +50.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.3 年 → 2022年 48.4 年、+216.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示