【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR加古川線 (加古川駅~谷川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.9万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -12.3%( -6.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 64 件(1年前(2020年)に比べて +64.1%( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 25.2年から +0.7 %増)。平均土地面積は 82.6 坪 (昨年 96.0 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 43.6 坪から -22.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。厄神駅、西脇市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日岡駅で昨年に比べ +416.3 %、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 2 駅(日岡駅、新西脇駅)は +324.2 %(坪単価 +64.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(谷川駅、滝野駅)は -68.9 %(坪単価 -37.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.3 % → 2021年 22.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.5 % → 2021年 41.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 % → 2021年 20.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +416.3%( +93.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった谷川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.5%( -29.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR加古川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
加古川駅 | 56.5万/坪 (25.3年/50.5坪) | 85.0万/坪 (16.1年/57.3坪) | 77.6万/坪 (12.9年/49.5坪) |
日岡駅 | 116万/坪 (0年/24.2坪) | 22.4万/坪 (23.3年/55.5坪) | 11.9万/坪 (41.0年/49.9坪) |
神野駅 | 24.8万/坪 (35.5年/50.9坪) | 47.2万/坪 (32.7年/174坪) | 62.8万/坪 (18.2年/52.0坪) |
厄神駅 | 28.6万/坪 (37.7年/114坪) | 17.6万/坪 (38.0年/84.7坪) | 21.0万/坪 (0年/172坪) |
市場駅 | - | - | 10.0万/坪 (40.0年/363坪) |
小野町駅 | 9.0万/坪 (35.0年/63.5坪) | - | - |
粟生駅 | - | - | - |
河合西駅 | - | - | - |
青野ケ原駅 | - | 13.6万/坪 (33.0年/180坪) | 6.4万/坪 (45.0年/278坪) |
社町駅 | 46.7万/坪 (23.0年/69.4坪) | - | 34.6万/坪 (36.0年/86.7坪) |
滝野駅 | 20.9万/坪 (30.5年/237坪) | 66.1万/坪 (23.5年/77.1坪) | 72.2万/坪 (11.5年/154坪) |
滝駅 | - | - | - |
西脇市駅 | 32.7万/坪 (28.4年/109坪) | 26.3万/坪 (28.6年/123坪) | 17.1万/坪 (23.7年/200坪) |
新西脇駅 | 50.2万/坪 (15.3年/57.0坪) | 15.1万/坪 (32.0年/98.3坪) | 6.2万/坪 (38.0年/75.6坪) |
比延駅 | - | - | 12.9万/坪 (43.0年/175坪) |
日本へそ公園駅 | 23.6万/坪 (31.0年/157坪) | - | - |
黒田庄駅 | - | 3.4万/坪 (44.0年/63.5坪) | - |
本黒田駅 | 20.3万/坪 (39.0年/254坪) | - | - |
船町口駅 | - | - | 8.4万/坪 (39.7年/163坪) |
久下村駅 | - | - | - |
谷川駅 | 12.9万/坪 (24.7年/88.2坪) | 42.2万/坪 (14.5年/145坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日岡駅 115.7 万/坪(昨年同期比 +416.3 %)
日岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +416.3%( +93.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 23.3年から -100.0 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 55.5 坪から -56.4 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 31.8 坪から -4.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.3 年 → 2021年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.7 分 → 2021年 30.0 分、+60.7 %と大きく増加)
新西脇駅 50.2 万/坪(昨年同期比 +232.1 %)
新西脇駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +232.1%( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 32.0年から -52.2 %減)。平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 98.3 坪から -42.0 %減)。平均建物面積は 27.9 坪 (昨年 105.9 坪から -73.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.0 年 → 2021年 15.3 年、-52.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 28.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.0 分 → 2021年 21.0 分、+61.5 %と大きく増加)
谷川駅 12.9 万/坪(昨年同期比 -69.5 %)
谷川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.9万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -69.5%( -29.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 14.5年から +70.1 %増)。平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 145.2 坪から -39.2 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 25.0 坪から +23.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.5 年 → 2021年 24.7 年、+70.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 30.0 分 → 2021年 60.0 分、+100.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
滝野駅 20.9 万/坪(昨年同期比 -68.3 %)
滝野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -68.3%( -45.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 23.5年から +29.8 %増)。平均土地面積は 237.5 坪 (昨年 77.1 坪から +207.8 %増)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 40.8 坪から +38.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 23.5 年 → 2021年 30.5 年、+29.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 18.0 分 → 2021年 41.5 分、+130.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示