【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR加古川線 (加古川駅~谷川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -3.5%( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 181 件(1年前(2019年)に比べて +5.8%( +10件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 23.6年から -6.3 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 94.6 坪から -4.0 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 48.1 坪から -11.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。日岡駅、河合西駅、比延駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは市場駅で昨年に比べ +684.6 %、坪単価は 63.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(市場駅、谷川駅)は +518.0 %(坪単価 +37.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滝駅、黒田庄駅)は -86.7 %(坪単価 -53.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.5 % → 2020年 8.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 24.6 % → 2020年 29.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 28.9 % → 2020年 32.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった加古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.5万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.5%( -8.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2019年)に比べて -6.7%( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒田庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -77.4%( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR加古川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
加古川駅 | 70.5万/坪 (16.9年/49.4坪) | 78.7万/坪 (18.0年/52.4坪) | 76.8万/坪 (16.4年/51.6坪) |
日岡駅 | 59.4万/坪 (16.8年/51.8坪) | 47.5万/坪 (33.5年/58.3坪) | 31.4万/坪 (26.7年/55.2坪) |
神野駅 | 46.6万/坪 (22.7年/76.9坪) | 46.2万/坪 (22.6年/48.4坪) | 62.8万/坪 (0.8年/37.8坪) |
厄神駅 | 35.0万/坪 (33.0年/86.9坪) | 13.7万/坪 (41.8年/148坪) | 20.1万/坪 (34.3年/147坪) |
市場駅 | 63.8万/坪 (10.5年/127坪) | 8.1万/坪 (40.0年/262坪) | 8.0万/坪 (0年/236坪) |
小野町駅 | - | - | 13.3万/坪 (46.8年/197坪) |
粟生駅 | 26.4万/坪 (49.8年/71.1坪) | - | 5.5万/坪 (39.3年/87.0坪) |
河合西駅 | 19.3万/坪 (45.5年/262坪) | 11.6万/坪 (43.5年/49.9坪) | - |
青野ケ原駅 | 21.4万/坪 (26.4年/170坪) | 38.1万/坪 (34.7年/278坪) | 5.1万/坪 (23.8年/48.4坪) |
社町駅 | 61.0万/坪 (16.2年/58.4坪) | 20.7万/坪 (33.4年/120坪) | 54.3万/坪 (23.8年/91.4坪) |
滝野駅 | 49.8万/坪 (20.6年/77.8坪) | 57.1万/坪 (15.5年/113坪) | 34.0万/坪 (25.8年/84.6坪) |
滝駅 | 3.9万/坪 (42.3年/69.6坪) | 99.2万/坪 (0.5年/45.4坪) | 1.5万/坪 (39.0年/169坪) |
西脇市駅 | 35.0万/坪 (24.5年/154坪) | 29.2万/坪 (26.9年/139坪) | 31.1万/坪 (33.3年/142坪) |
新西脇駅 | 22.0万/坪 (29.8年/114坪) | 59.7万/坪 (14.8年/88.9坪) | 36.9万/坪 (21.1年/100.0坪) |
比延駅 | 16.4万/坪 (42.4年/172坪) | 12.9万/坪 (43.0年/175坪) | 4.7万/坪 (36.9年/145坪) |
日本へそ公園駅 | 11.3万/坪 (0年/484坪) | - | 16.9万/坪 (40.3年/206坪) |
黒田庄駅 | 3.4万/坪 (44.0年/63.5坪) | 15.0万/坪 (26.5年/94.9坪) | 8.0万/坪 (38.5年/138坪) |
本黒田駅 | - | 5.7万/坪 (59.3年/60.5坪) | 12.2万/坪 (34.8年/146坪) |
船町口駅 | - | 8.4万/坪 (39.7年/163坪) | 15.9万/坪 (38.9年/207坪) |
久下村駅 | - | 4.3万/坪 (0年/82.4坪) | - |
谷川駅 | 23.8万/坪 (32.1年/109坪) | 5.3万/坪 (47.5年/172坪) | 7.7万/坪 (30.8年/127坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
市場駅 63.8 万/坪(昨年同期比 +684.6 %)
市場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +684.6%( +55.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.5年(昨年 40.0年から -73.7 %減)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 261.7 坪から -51.4 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 51.4 坪から -17.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 40.0 年 → 2020年 10.5 年、-73.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 3.0 分、-76.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
谷川駅 23.8 万/坪(昨年同期比 +351.5 %)
谷川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +351.5%( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 47.5年から -32.5 %減)。平均土地面積は 108.6 坪 (昨年 172.4 坪から -37.0 %減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 81.7 坪から -52.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.5 年 → 2020年 32.1 年、-32.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 75.0 分 → 2020年 49.2 分、-34.4 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 33.3 %)
滝駅 3.9 万/坪(昨年同期比 -96.1 %)
滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -96.1%( -95.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.3年(昨年 0.5年から +8287.5 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 45.4 坪から +53.3 %増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 30.3 坪から +70.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.5 年 → 2020年 42.3 年、+8287.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.0 分 → 2020年 13.0 分、+160.0 %と大きく増加)
黒田庄駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -77.4 %)
黒田庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -77.4%( -11.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.0年(昨年 26.5年から +66.0 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 94.9 坪から -33.1 %減)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 23.7 坪から +123.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.5 年 → 2020年 44.0 年、+66.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 27.2 分 → 2020年 30.0 分、+10.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示