【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の阪急甲陽線 (夙川駅~甲陽園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +64.1%( +79.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2021年)に比べて -40.4%( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.9年(昨年 16.6年から -16.5 %減)。平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 51.3 坪から +7.9 %増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 38.5 坪から +7.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。苦楽園口駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは夙川駅で昨年に比べ +134.5 %、坪単価は 332 万円/坪となった。
上位 1 駅(夙川駅)は +134.5 %(坪単価 +190.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(甲陽園駅)は +8.1 %(坪単価 +9.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 16.6 年 → 2022年 13.9 年、-16.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 25.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 10.9 % → 2022年 9.4 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 41.8 % → 2022年 37.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.0 % → 2022年 6.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +134.5%( +190.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +8.1%( +9.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -56.8%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急甲陽線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
夙川駅 | 332万/坪 (14.1年/71.6坪) | 142万/坪 (18.9年/57.6坪) | 141万/坪 (19.5年/81.4坪) |
苦楽園口駅 | 142万/坪 (24.3年/52.9坪) | 123万/坪 (26.6年/56.3坪) | 78.5万/坪 (19.9年/37.4坪) |
甲陽園駅 | 129万/坪 (9.9年/44.1坪) | 120万/坪 (13.3年/48.3坪) | 102万/坪 (16.5年/43.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 332.0 万/坪(昨年同期比 +134.5 %)
夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 332万円/坪(100万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +134.5%( +190.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2021年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 18.9年から -25.7 %減)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 57.6 坪から +24.2 %増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 43.0 坪から +14.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 18.9 年 → 2022年 14.1 年、-25.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 12.8 分 → 2022年 10.5 分、-18.0 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 30.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 20.0 %)
甲陽園駅 129.4 万/坪(昨年同期比 +8.1 %)
甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +8.1%( +9.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -56.8%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.9年(昨年 13.3年から -25.6 %減)。平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 48.3 坪から -8.6 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 34.5 坪から +3.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 13.3 年 → 2022年 9.9 年、-25.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 18.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 13.2 分 → 2022年 14.9 分、+12.8 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示