【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の阪急甲陽線 (夙川駅~甲陽園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.2万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -39.9%( -55.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -72.0%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 23.0年から +68.5 %増)。平均土地面積は 50.8 坪 (昨年 68.5 坪から -25.9 %減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 47.0 坪から -24.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(甲陽園駅)は -23.5 %(坪単価 -29.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(苦楽園口駅)は -93.1 %(坪単価 -110.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.0 % → 2023年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.0 年 → 2023年 38.8 年、+68.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 24.0 % → 2023年 57.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.0 % → 2023年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.9万円/坪(29.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -48.9%( -92.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった苦楽園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -93.1%( -110.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急甲陽線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
夙川駅 | 96.9万/坪 (45.9年/27.2坪) | 190万/坪 (19.0年/44.1坪) | 202万/坪 (12.5年/47.2坪) |
苦楽園口駅 | 8.3万/坪 (60.5年/93.8坪) | 119万/坪 (34.9年/76.8坪) | 114万/坪 (29.7年/93.8坪) |
甲陽園駅 | 94.4万/坪 (24.5年/60.0坪) | 123万/坪 (20.5年/76.1坪) | 122万/坪 (15.0年/48.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甲陽園駅 94.4 万/坪(昨年同期比 -23.5 %)
甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -23.5%( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -78.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 20.5年から +19.5 %増)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 76.1 坪から -21.1 %減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 53.8 坪から -11.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 16.9 分 → 2023年 11.0 分、-35.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 20.5 年 → 2023年 24.5 年、+19.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.4 % → 2023年 33.3 %)
苦楽園口駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -93.1 %)
苦楽園口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -93.1%( -110.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 60.5年(昨年 34.9年から +73.3 %増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 76.8 坪から +22.0 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 41.1 坪から -26.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 34.9 年 → 2023年 60.5 年、+73.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.8 分 → 2023年 30.0 分、+134.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示