【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の阪急甲陽線 (夙川駅～甲陽園駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -15.6％( -21.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 41 件(１年前(2021年)に比べて -14.6％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 14.2年から +66.9 ％増)。平均土地面積は 57.7 坪 (昨年 64.3 坪から -10.3 ％減)。平均建物面積は 51.1 坪 (昨年 49.4 坪から +3.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。夙川駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは甲陽園駅で昨年に比べ -26.3 ％、坪単価は 89.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(夙川駅)は -5.1 ％(坪単価 -7.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(甲陽園駅)は -26.3 ％(坪単価 -32.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.2 年 → 2022年 23.7 年、+66.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.3 ％ → 2022年 20.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.3 ％ → 2022年 35.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.1％( -7.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.3％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて -17.4％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
| 阪急甲陽線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 夙川駅 | 142万/坪 (18.4年/36.5坪) | 150万/坪 (14.7年/75.5坪) | 175万/坪 (16.8年/36.3坪) |
| 苦楽園口駅 | 128万/坪 (23.7年/70.8坪) | 143万/坪 (21.5年/73.6坪) | 180万/坪 (22.3年/61.6坪) |
| 甲陽園駅 | 89.8万/坪 (26.5年/60.6坪) | 122万/坪 (9.8年/53.3坪) | 150万/坪 (30.9年/76.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
夙川駅 142.4 万/坪(昨年同期比 -5.1 ％)
夙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.1％( -7.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.4年(昨年 14.7年から +25.2 ％増)。平均土地面積は 36.5 坪 (昨年 75.5 坪から -51.7 ％減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 69.3 坪から -48.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.7 年 → 2022年 18.4 年、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 10.0 ％)
甲陽園駅 89.8 万/坪(昨年同期比 -26.3 ％)
甲陽園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -26.3％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて -17.4％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 9.8年から +171.2 ％増)。平均土地面積は 60.6 坪 (昨年 53.3 坪から +13.7 ％増)。平均建物面積は 46.6 坪 (昨年 36.2 坪から +28.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.2 分 → 2022年 14.3 分、-11.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.8 年 → 2022年 26.5 年、+171.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 26.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 31.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示