【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の叡山電鉄本線 (出町柳駅~八瀬比叡山口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +13.1%( +13.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 34 件(1年前(2020年)に比べて +47.8%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 24.3年から +10.0 %増)。平均土地面積は 38.8 坪 (昨年 30.5 坪から +27.3 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 31.5 坪から +12.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。出町柳駅、元田中駅、修学院駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは修学院駅で昨年に比べ +51.6 %、坪単価は 198 万円/坪となった。
上位 2 駅(修学院駅、出町柳駅)は +43.1 %(坪単価 +51.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三宅八幡駅、茶山・京都芸術大学駅)は -12.0 %(坪単価 -15.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.5 % → 2021年 24.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.8 % → 2021年 32.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.3 分 → 2021年 13.9 分、+23.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 % → 2021年 24.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.3 % → 2021年 3.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった修学院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(60.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.6%( +67.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三宅八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.8%( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
叡山電鉄本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出町柳駅 | 134万/坪 (25.2年/27.0坪) | 99.8万/坪 (34.4年/21.4坪) | 104万/坪 (21.3年/33.3坪) |
元田中駅 | 104万/坪 (14.1年/66.2坪) | 78.5万/坪 (44.8年/24.2坪) | 87.4万/坪 (31.8年/20.4坪) |
茶山・京都芸術大学駅 | 112万/坪 (55.8年/45.4坪) | 109万/坪 (10.8年/16.6坪) | 144万/坪 (23.1年/139坪) |
一乗寺駅 | 115万/坪 (21.4年/30.8坪) | 96.0万/坪 (23.8年/112坪) | 34.7万/坪 (26.8年/52.9坪) |
修学院駅 | 198万/坪 (0.8年/39.3坪) | 131万/坪 (8.0年/38.4坪) | 156万/坪 (13.4年/38.3坪) |
宝ケ池駅 | 97.0万/坪 (31.4年/21.7坪) | - | - |
三宅八幡駅 | 94.5万/坪 (25.8年/24.2坪) | 129万/坪 (-0.25年/51.4坪) | 30.3万/坪 (34.8年/18.2坪) |
八瀬比叡山口駅 | 59.0万/坪 (52.8年/90.8坪) | - | 19.4万/坪 (30.8年/113坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
修学院駅 198.3 万/坪(昨年同期比 +51.6 %)
修学院駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(60.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +51.6%( +67.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 8.0年から -90.5 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 38.4 坪から +2.4 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 29.6 坪から +2.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 8.0 年 → 2021年 0.8 年、-90.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.4 分 → 2021年 5.0 分、-46.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 100.0 %)
出町柳駅 134.4 万/坪(昨年同期比 +34.6 %)
出町柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +34.6%( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +25.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 34.4年から -26.6 %減)。平均土地面積は 27.0 坪 (昨年 21.4 坪から +26.1 %増)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 21.9 坪から +19.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 34.4 年 → 2021年 25.2 年、-26.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 27.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 27.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 27.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 15.4 %)
三宅八幡駅 94.5 万/坪(昨年同期比 -26.8 %)
三宅八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -26.8%( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.8年(昨年 -0.2年から -10551.1 %減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 51.4 坪から -52.9 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 31.8 坪から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 -0.2 年 → 2021年 25.8 年、-10551.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 10.0 分、+42.9 %と大きく増加)
茶山・京都芸術大学駅 112.1 万/坪(昨年同期比 +2.9 %)
茶山・京都芸術大学駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +2.9%( +3.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 55.8年(昨年 10.8年から +418.4 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 16.6 坪から +172.7 %増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 25.7 坪から +61.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.8 年 → 2021年 55.8 年、+418.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 7.5 分、+87.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示