【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR紀勢本線 (亀山駅～鵜殿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +10.5％( +3.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2023年)に比べて -18.4％( -19件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 34.9年から -15.8 ％減)。平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 98.9 坪から -10.9 ％減)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 49.1 坪から -11.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。一身田駅、津駅、阿漕駅、徳和駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは有井駅で昨年に比べ +547.0 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(有井駅、三瀬谷駅)は +446.6 ％(坪単価 +44.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(紀伊長島駅、相賀駅)は -84.7 ％(坪単価 -14.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 34.9 年 → 2024年 29.4 年、-15.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 32.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 ％ → 2024年 4.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.9 ％ → 2024年 33.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった有井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +547.0％( +85.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR紀勢本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 亀山駅 | 47.6万/坪 (26.9年/149坪) | 22.1万/坪 (34.6年/94.3坪) | 81.3万/坪 (22.5年/75.1坪) |
| 下庄駅 | - | - | 19.1万/坪 (38.0年/60.5坪) |
| 一身田駅 | 63.5万/坪 (18.8年/79.9坪) | 37.7万/坪 (26.4年/87.1坪) | 34.2万/坪 (26.0年/90.2坪) |
| 津駅 | 76.9万/坪 (21.8年/105坪) | 55.9万/坪 (36.8年/110坪) | 42.1万/坪 (36.1年/77.6坪) |
| 阿漕駅 | 58.7万/坪 (19.5年/67.3坪) | 31.5万/坪 (35.8年/92.9坪) | 56.7万/坪 (25.2年/49.7坪) |
| 高茶屋駅 | 28.1万/坪 (33.9年/67.8坪) | 27.6万/坪 (37.6年/99.2坪) | 54.2万/坪 (31.0年/96.8坪) |
| 六軒駅 | - | 18.8万/坪 (32.5年/126坪) | 46.8万/坪 (21.5年/83.9坪) |
| 松阪駅 | 39.3万/坪 (29.4年/75.0坪) | 51.2万/坪 (26.9年/85.2坪) | 39.3万/坪 (27.7年/94.2坪) |
| 徳和駅 | 43.0万/坪 (37.0年/51.4坪) | 29.1万/坪 (31.0年/59.3坪) | 58.7万/坪 (16.2年/52.3坪) |
| 多気駅 | 124万/坪 (1.0年/66.6坪) | - | - |
| 相可駅 | 12.9万/坪 (27.0年/81.7坪) | - | 74.1万/坪 (20.7年/119坪) |
| 佐奈駅 | - | - | 0.02万/坪 (59.0年/290坪) |
| 栃原駅 | 11.9万/坪 (24.0年/218坪) | - | 9.3万/坪 (60.0年/242坪) |
| 川添駅 | - | - | - |
| 三瀬谷駅 | 3.8万/坪 (63.0年/34.8坪) | 0.8万/坪 (62.0年/148坪) | 2.9万/坪 (41.5年/126坪) |
| 滝原駅 | 12.4万/坪 (46.0年/363坪) | - | - |
| 阿曽駅 | 7.2万/坪 (38.0年/142坪) | - | - |
| 伊勢柏崎駅 | - | - | - |
| 大内山駅 | - | - | - |
| 梅ケ谷駅 | - | - | - |
| 紀伊長島駅 | 3.3万/坪 (39.0年/75.6坪) | 24.7万/坪 (42.6年/88.4坪) | 3.7万/坪 (48.7年/107坪) |
| 三野瀬駅 | - | - | - |
| 船津駅 | - | 2.0万/坪 (54.0年/180坪) | - |
| 相賀駅 | 1.7万/坪 (55.0年/60.5坪) | 9.6万/坪 (47.0年/41.6坪) | - |
| 尾鷲駅 | 7.4万/坪 (43.8年/42.7坪) | 9.9万/坪 (50.0年/206坪) | 9.9万/坪 (41.7年/121坪) |
| 大曽根浦駅 | - | - | - |
| 九鬼駅 | 2.9万/坪 (0年/37.8坪) | - | 2.1万/坪 (42.0年/84.7坪) |
| 三木里駅 | - | 9.6万/坪 (58.0年/333坪) | 13.2万/坪 (63.0年/56.0坪) |
| 賀田駅 | - | - | - |
| 二木島駅 | - | 1.2万/坪 (0年/66.6坪) | - |
| 新鹿駅 | - | - | - |
| 波田須駅 | - | - | - |
| 大泊駅 | - | - | - |
| 熊野市駅 | 23.0万/坪 (0年/99.8坪) | - | - |
| 有井駅 | 101万/坪 (3.0年/87.7坪) | 15.6万/坪 (38.0年/59.0坪) | 20.3万/坪 (32.0年/39.3坪) |
| 神志山駅 | 26.4万/坪 (56.0年/81.7坪) | - | - |
| 紀伊市木駅 | - | - | - |
| 阿田和駅 | - | - | - |
| 紀伊井田駅 | - | - | 3.3万/坪 (51.0年/221坪) |
| 鵜殿駅 | 10.8万/坪 (40.4年/87.7坪) | 20.1万/坪 (46.0年/103坪) | 15.4万/坪 (29.0年/84.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
有井駅 101.1 万/坪(昨年同期比 +547.0 ％)
有井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +547.0％( +85.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.0年(昨年 38.0年から -92.1 ％減)。平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 59.0 坪から +48.7 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 68.8 坪から -62.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 38.0 年 → 2024年 3.0 年、-92.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.5 分 → 2024年 30.0 分、+81.8 ％と大きく増加)
三瀬谷駅 3.8 万/坪(昨年同期比 +346.3 ％)
三瀬谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +346.3％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 63.0年(昨年 62.0年から +1.6 ％増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 148.2 坪から -76.5 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 25.7 坪から -17.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 120.0 分 → 2024年 3.0 分、-97.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
紀伊長島駅 3.3 万/坪(昨年同期比 -86.6 ％)
紀伊長島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -86.6％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 42.6年から -8.4 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 88.4 坪から -14.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 33.3 坪から -9.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.4 分 → 2024年 16.0 分、-41.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
相賀駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -82.9 ％)
相賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.9％( -8.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.0年(昨年 47.0年から +17.0 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 41.6 坪から +45.5 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 18.9 坪から +60.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 47.0 年 → 2024年 55.0 年、+17.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 120.0 分、+823.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示