【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.0％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 42 件(１年前(2022年)に比べて -42.5％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.9 坪 (昨年 129.2 坪から -25.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。長苗代駅、小中野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長苗代駅で昨年に比べ +28.6 ％、坪単価は 12.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(長苗代駅、小中野駅)は +25.4 ％(坪単価 +2.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(陸奥湊駅、八戸駅)は -49.1 ％(坪単価 -5.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.4 分 → 2023年 23.3 分、-15.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 ％ → 2023年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +22.2％( +2.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大蛇駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -38.6％( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR八戸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 6.7万/坪 (75.6坪) | 12.8万/坪 (90.4坪) | 9.5万/坪 (165坪) |
| 長苗代駅 | 12.8万/坪 (63.5坪) | 9.9万/坪 (105坪) | 10.1万/坪 (77.4坪) |
| 本八戸駅 | 11.6万/坪 (121坪) | 13.6万/坪 (150坪) | 12.4万/坪 (157坪) |
| 小中野駅 | 14.9万/坪 (90.0坪) | 12.2万/坪 (166坪) | 15.1万/坪 (90.3坪) |
| 陸奥湊駅 | 4.7万/坪 (79.0坪) | 9.5万/坪 (99.8坪) | 8.8万/坪 (71.1坪) |
| 白銀駅 | 9.3万/坪 (65.0坪) | 8.3万/坪 (173坪) | 8.6万/坪 (104坪) |
| 鮫駅 | - | 1.2万/坪 (81.7坪) | 5.8万/坪 (306坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | - |
| 種差海岸駅 | - | - | 5.0万/坪 (99.8坪) |
| 大久喜駅 | - | - | - |
| 金浜駅 | - | 6.6万/坪 (303坪) | 2.0万/坪 (104坪) |
| 大蛇駅 | 3.5万/坪 (99.8坪) | 5.7万/坪 (66.6坪) | 1.4万/坪 (69.6坪) |
| 階上駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長苗代駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +28.6 ％)
長苗代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +28.6％( +2.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -76.5％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 105.4 坪から -39.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.0 分 → 2023年 22.0 分、-24.1 ％と大きく減少)
小中野駅 14.9 万/坪(昨年同期比 +22.2 ％)
小中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +22.2％( +2.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 166.4 坪から -45.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 17.0 分 → 2023年 13.2 分、-22.1 ％と大きく減少)
陸奥湊駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -50.6 ％)
陸奥湊駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -50.6％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 79.0 坪 (昨年 99.8 坪から -20.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 23.4 分 → 2023年 26.8 分、+14.5 ％と増加)
八戸駅 6.7 万/坪(昨年同期比 -47.5 ％)
八戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.5％( -6.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -71.4％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 90.4 坪から -16.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 33.4 分 → 2023年 23.5 分、-29.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.1 ％ → 2023年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示