【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR水戸線 (小田林駅～友部駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +12.3％( +0.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 120 件(１年前(2023年)に比べて -53.3％( -137件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 147.5 坪 (昨年 147.9 坪から -0.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。下館駅、稲田駅、友部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小田林駅で昨年に比べ +305.6 ％、坪単価は 3.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(小田林駅、友部駅)は +187.2 ％(坪単価 +3.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川島駅、羽黒駅)は -46.5 ％(坪単価 -1.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 45.1 分 → 2024年 36.9 分、-18.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.2 ％ → 2024年 4.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった友部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +68.9％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +9.7％( +0.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田林駅 | 3.4万/坪 (89.7坪) | 0.8万/坪 (121坪) | 2.8万/坪 (145坪) |
| 結城駅 | 8.3万/坪 (148坪) | 8.0万/坪 (125坪) | 6.6万/坪 (91.5坪) |
| 東結城駅 | - | - | 1.5万/坪 (231坪) |
| 川島駅 | 1.6万/坪 (186坪) | 3.0万/坪 (156坪) | 3.5万/坪 (112坪) |
| 玉戸駅 | - | 4.9万/坪 (142坪) | 7.5万/坪 (125坪) |
| 下館駅 | 4.0万/坪 (132坪) | 3.3万/坪 (155坪) | 4.1万/坪 (197坪) |
| 新治駅 | 3.3万/坪 (242坪) | 2.8万/坪 (104坪) | 3.1万/坪 (147坪) |
| 大和駅 | 1.2万/坪 (202坪) | 1.1万/坪 (232坪) | 0.5万/坪 (168坪) |
| 岩瀬駅 | 2.4万/坪 (211坪) | 2.8万/坪 (164坪) | 2.5万/坪 (191坪) |
| 羽黒駅 | 1.5万/坪 (165坪) | 2.9万/坪 (126坪) | 2.1万/坪 (208坪) |
| 福原駅 | - | 0.5万/坪 (160坪) | 1.1万/坪 (275坪) |
| 稲田駅 | 2.7万/坪 (41.8坪) | 1.6万/坪 (186坪) | 1.4万/坪 (81.2坪) |
| 笠間駅 | 3.4万/坪 (119坪) | 3.8万/坪 (118坪) | 4.4万/坪 (135坪) |
| 宍戸駅 | 2.4万/坪 (151坪) | 2.7万/坪 (232坪) | 1.5万/坪 (137坪) |
| 友部駅 | 9.0万/坪 (85.2坪) | 5.3万/坪 (171坪) | 6.2万/坪 (121坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小田林駅 3.4 万/坪(昨年同期比 +305.6 ％)
小田林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +305.6％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 89.7 坪 (昨年 121.0 坪から -25.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 16.3 分、+81.5 ％と大きく増加)
友部駅 9.0 万/坪(昨年同期比 +68.9 ％)
友部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.0万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +68.9％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 170.7 坪から -50.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 25.1 分 → 2024年 22.3 分、-11.0 ％と減少)
川島駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -46.8 ％)
川島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -46.8％( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +70.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 185.8 坪 (昨年 155.8 坪から +19.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 26.6 分 → 2024年 32.3 分、+21.4 ％と大きく増加)
羽黒駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -46.2 ％)
羽黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -46.2％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 164.9 坪 (昨年 126.0 坪から +30.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 32.1 分 → 2024年 28.2 分、-12.1 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示