この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のつくばエクスプレス線 (守谷駅~つくば駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -3.9%( -0.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -70件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 175.4 坪 (昨年 148.4 坪から +18.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。みらい平駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはみどりの駅で昨年に比べ +311.8 %、坪単価は 55.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(みどりの駅、みらい平駅)は +170.4 %(坪単価 +23.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(万博記念公園駅、研究学園駅)は -80.0 %(坪単価 -11.3 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみどりの駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +311.8%( +41.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -78.0%( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
守谷駅 | 3.8万/坪 (221坪) | 8.8万/坪 (174坪) | 12.4万/坪 (153坪) |
みらい平駅 | 20.6万/坪 (76.4坪) | 16.0万/坪 (81.7坪) | 19.2万/坪 (92.8坪) |
みどりの駅 | 55.1万/坪 (54.5坪) | 13.4万/坪 (183坪) | 10.8万/坪 (103坪) |
万博記念公園駅 | 3.4万/坪 (212坪) | 19.2万/坪 (136坪) | 18.9万/坪 (115坪) |
研究学園駅 | 1.9万/坪 (179坪) | 8.8万/坪 (105坪) | 9.1万/坪 (209坪) |
つくば駅 | 17.1万/坪 (186坪) | 17.9万/坪 (148坪) | 22.3万/坪 (97.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
みどりの駅 55.1 万/坪(昨年同期比 +311.8 %)
みどりの駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +311.8%( +41.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 182.7 坪から -70.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 33.8 分 → 2024年 17.0 分、-49.6 %と大きく減少)
みらい平駅 20.6 万/坪(昨年同期比 +29.0 %)
みらい平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +29.0%( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 81.7 坪から -6.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 22.8 分 → 2024年 27.0 分、+18.7 %と増加)
万博記念公園駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -82.0 %)
万博記念公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -82.0%( -15.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -94.4%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 211.8 坪 (昨年 135.7 坪から +56.1 %増)。
研究学園駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -78.0 %)
研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -78.0%( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 179.5 坪 (昨年 104.5 坪から +71.7 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示