この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のつくばエクスプレス線 (守谷駅～つくば駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.3％( +2.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 113 件(１年前(2021年)に比べて -24.7％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 112.9 坪 (昨年 117.8 坪から -4.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。みらい平駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは万博記念公園駅で昨年に比べ +120.4 ％、坪単価は 22.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(万博記念公園駅、みらい平駅)は +103.4 ％(坪単価 +13.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(研究学園駅、守谷駅)は -32.6 ％(坪単価 -5.8 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったみらい平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +86.3％( +14.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -34.9％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 守谷駅 | 14.9万/坪 (93.1坪) | 21.4万/坪 (128坪) | 12.0万/坪 (127坪) |
| みらい平駅 | 32.1万/坪 (97.9坪) | 17.2万/坪 (116坪) | 15.7万/坪 (77.9坪) |
| みどりの駅 | 17.2万/坪 (100.0坪) | 18.1万/坪 (101坪) | 10.9万/坪 (110坪) |
| 万博記念公園駅 | 22.2万/坪 (117坪) | 10.1万/坪 (186坪) | 13.2万/坪 (126坪) |
| 研究学園駅 | 9.6万/坪 (147坪) | 14.8万/坪 (103坪) | 16.3万/坪 (97.1坪) |
| つくば駅 | 21.3万/坪 (120坪) | 20.1万/坪 (108坪) | 18.6万/坪 (122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
万博記念公園駅 22.2 万/坪(昨年同期比 +120.4 ％)
万博記念公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +120.4％( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 185.8 坪から -36.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 37.6 分 → 2022年 26.4 分、-29.9 ％と大きく減少)
みらい平駅 32.1 万/坪(昨年同期比 +86.3 ％)
みらい平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +86.3％( +14.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 97.9 坪 (昨年 116.3 坪から -15.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.4 分 → 2022年 10.7 分、-49.8 ％と大きく減少)
研究学園駅 9.6 万/坪(昨年同期比 -34.9 ％)
研究学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -34.9％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 147.4 坪 (昨年 102.7 坪から +43.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 50.4 分 → 2022年 56.8 分、+12.8 ％と増加)
守谷駅 14.9 万/坪(昨年同期比 -30.4 ％)
守谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.9万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -30.4％( -6.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて -39.4％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.1 坪 (昨年 127.6 坪から -27.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 74.2 分 → 2022年 82.8 分、+11.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示