【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期のJR鹿児島本線 (荒尾駅~八代駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +14.4%( +1.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 165 件(1年前(2019年)に比べて -16.2%( -32件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 103.7 坪 (昨年 131.9 坪から -21.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。荒尾駅、長洲駅、大野下駅、上熊本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは肥後伊倉駅で昨年に比べ +531.4 %、坪単価は 11.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(肥後伊倉駅、有佐駅)は +337.6 %(坪単価 +6.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木葉駅、松橋駅)は -39.7 %(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.1 % → 2020年 0.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上熊本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +60.7%( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大野下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +53.3%( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
荒尾駅 | 7.8万/坪 (65.0坪) | 5.9万/坪 (142坪) | 7.3万/坪 (65.9坪) |
南荒尾駅 | - | 5.9万/坪 (72.9坪) | 5.3万/坪 (105坪) |
長洲駅 | 4.7万/坪 (103坪) | 2.8万/坪 (187坪) | 4.1万/坪 (144坪) |
大野下駅 | 3.3万/坪 (78.7坪) | 2.2万/坪 (89.2坪) | 4.1万/坪 (80.7坪) |
玉名駅 | 5.4万/坪 (93.8坪) | 6.4万/坪 (95.6坪) | 4.6万/坪 (130坪) |
肥後伊倉駅 | 11.9万/坪 (66.6坪) | 1.9万/坪 (186坪) | 3.0万/坪 (43.9坪) |
木葉駅 | 3.3万/坪 (70.5坪) | 7.0万/坪 (126坪) | 8.2万/坪 (67.3坪) |
田原坂駅 | 6.0万/坪 (96.8坪) | - | - |
植木駅 | 4.9万/坪 (106坪) | 5.3万/坪 (94.9坪) | 6.3万/坪 (123坪) |
西里駅 | 8.9万/坪 (153坪) | 9.0万/坪 (191坪) | 10.1万/坪 (69.6坪) |
崇城大学前駅 | - | 4.8万/坪 (182坪) | 18.5万/坪 (75.6坪) |
上熊本駅 | 32.0万/坪 (131坪) | 19.9万/坪 (102坪) | 24.2万/坪 (58.1坪) |
熊本駅 | 24.1万/坪 (91.9坪) | 27.2万/坪 (94.1坪) | 21.0万/坪 (84.1坪) |
西熊本駅 | 19.3万/坪 (121坪) | 17.1万/坪 (186坪) | 16.9万/坪 (90.0坪) |
川尻駅 | 13.1万/坪 (164坪) | 5.4万/坪 (96.8坪) | 8.7万/坪 (108坪) |
富合駅 | 7.3万/坪 (114坪) | 7.9万/坪 (125坪) | 7.2万/坪 (132坪) |
宇土駅 | 8.6万/坪 (75.8坪) | 10.2万/坪 (102坪) | 8.2万/坪 (133坪) |
松橋駅 | 4.1万/坪 (145坪) | 5.6万/坪 (130坪) | 7.2万/坪 (127坪) |
小川駅 | 6.4万/坪 (84.2坪) | 5.5万/坪 (136坪) | 5.0万/坪 (92.0坪) |
有佐駅 | 6.2万/坪 (68.6坪) | 2.5万/坪 (163坪) | 2.7万/坪 (168坪) |
千丁駅 | 9.0万/坪 (77.1坪) | 4.2万/坪 (209坪) | - |
新八代駅 | 8.6万/坪 (76.4坪) | 9.2万/坪 (327坪) | 7.1万/坪 (108坪) |
八代駅 | 8.1万/坪 (83.9坪) | 8.2万/坪 (141坪) | 7.1万/坪 (109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
肥後伊倉駅 11.9 万/坪(昨年同期比 +531.4 %)
肥後伊倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +531.4%( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 186.0 坪から -64.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 30.3 分 → 2020年 90.0 分、+196.7 %と大きく増加)
有佐駅 6.2 万/坪(昨年同期比 +143.8 %)
有佐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて +143.8%( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 163.4 坪から -58.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 21.3 分 → 2020年 17.3 分、-18.8 %と減少)
木葉駅 3.3 万/坪(昨年同期比 -52.0 %)
木葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -52.0%( -3.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.5 坪 (昨年 125.5 坪から -43.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 37.2 分 → 2020年 42.8 分、+15.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 63.6 % → 2020年 20.0 %)
松橋駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -27.4 %)
松橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2019年)に比べて -27.4%( -1.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2019年)に比べて -47.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 144.7 坪 (昨年 130.3 坪から +11.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 58.3 分 → 2020年 72.8 分、+24.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示