【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +5.0％( +1.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 196 件(１年前(2021年)に比べて +12.6％( +22件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 106.8 坪 (昨年 82.9 坪から +28.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。篠原駅、石山駅、膳所駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは河瀬駅で昨年に比べ +286.4 ％、坪単価は 20.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(河瀬駅、稲枝駅)は +221.8 ％(坪単価 +11.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南彦根駅、南草津駅)は -37.2 ％(坪単価 -11.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.2 ％ → 2022年 4.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.1％( -7.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安土駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -1.9％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | - | 12.0万/坪 (66.6坪) | 21.0万/坪 (88.7坪) |
| 彦根駅 | 12.5万/坪 (139坪) | 14.0万/坪 (130坪) | 14.1万/坪 (95.2坪) |
| 南彦根駅 | 10.4万/坪 (211坪) | 16.7万/坪 (57.6坪) | 16.5万/坪 (94.8坪) |
| 河瀬駅 | 20.2万/坪 (160坪) | 5.2万/坪 (77.1坪) | 11.0万/坪 (127坪) |
| 稲枝駅 | 13.3万/坪 (106坪) | 5.2万/坪 (87.0坪) | 13.0万/坪 (93.8坪) |
| 能登川駅 | 13.0万/坪 (152坪) | 16.5万/坪 (79.1坪) | 17.3万/坪 (95.7坪) |
| 安土駅 | 10.1万/坪 (113坪) | 10.3万/坪 (81.2坪) | 17.9万/坪 (53.9坪) |
| 近江八幡駅 | 16.5万/坪 (64.1坪) | 19.1万/坪 (65.4坪) | 16.4万/坪 (68.7坪) |
| 篠原駅 | 19.4万/坪 (107坪) | 14.6万/坪 (98.7坪) | 17.8万/坪 (51.4坪) |
| 野洲駅 | 14.7万/坪 (119坪) | 22.0万/坪 (100坪) | 24.2万/坪 (71.8坪) |
| 守山駅 | 25.8万/坪 (111坪) | 27.0万/坪 (74.1坪) | 25.7万/坪 (98.7坪) |
| 栗東駅 | 33.7万/坪 (129坪) | 38.0万/坪 (99.6坪) | 23.2万/坪 (98.1坪) |
| 草津駅 | 36.5万/坪 (91.7坪) | 31.5万/坪 (90.0坪) | 29.6万/坪 (116坪) |
| 南草津駅 | 27.3万/坪 (116坪) | 42.9万/坪 (76.2坪) | 41.3万/坪 (65.9坪) |
| 瀬田駅 | 39.8万/坪 (52.1坪) | 40.1万/坪 (78.3坪) | 38.0万/坪 (94.9坪) |
| 石山駅 | 36.8万/坪 (55.7坪) | 25.4万/坪 (74.5坪) | 17.1万/坪 (55.5坪) |
| 膳所駅 | 50.0万/坪 (86.8坪) | 33.3万/坪 (53.2坪) | 40.4万/坪 (49.6坪) |
| 大津駅 | 53.3万/坪 (44.5坪) | 60.6万/坪 (25.0坪) | 32.5万/坪 (43.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河瀬駅 20.2 万/坪(昨年同期比 +286.4 ％)
河瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.2万円/坪(6.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +286.4％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 159.6 坪 (昨年 77.1 坪から +106.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.3 分 → 2022年 8.5 分、-66.4 ％と大きく減少)
稲枝駅 13.3 万/坪(昨年同期比 +157.1 ％)
稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +157.1％( +8.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 106.2 坪 (昨年 87.0 坪から +22.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 60.0 ％)
南彦根駅 10.4 万/坪(昨年同期比 -38.0 ％)
南彦根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -38.0％( -6.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -35.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 211.4 坪 (昨年 57.6 坪から +267.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 17.3 分 → 2022年 19.6 分、+13.1 ％と増加)
南草津駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -36.3 ％)
南草津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -36.3％( -15.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 28 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 115.9 坪 (昨年 76.2 坪から +52.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 21.1 分 → 2022年 28.9 分、+36.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示