【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期の沖縄ゆいレール (那覇空港駅～てだこ浦西駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +113.0％( +93.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -41.8％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.6 坪 (昨年 85.4 坪から -10.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。奥武山公園駅、牧志駅、経塚駅、てだこ浦西駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは県庁前駅で昨年に比べ +304.5 ％、坪単価は 1,006 万円/坪となった。
上位 2 駅(県庁前駅、奥武山公園駅)は +192.6 ％(坪単価 +403.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(石嶺駅、儀保駅)は -93.7 ％(坪単価 -42.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 ％ → 2024年 10.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.4 ％ → 2024年 10.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった県庁前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,006万円/坪(304万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +304.5％( +757.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石嶺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.14万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.0％( -44.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 沖縄ゆいレール | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 那覇空港駅 | - | - | - |
| 赤嶺駅 | 55.0万/坪 (70.6坪) | 72.7万/坪 (45.4坪) | 76.9万/坪 (65.0坪) |
| 小禄駅 | - | 75.9万/坪 (81.2坪) | - |
| 奥武山公園駅 | 113万/坪 (115坪) | 62.6万/坪 (177坪) | 31.4万/坪 (44.6坪) |
| 壺川駅 | 35.9万/坪 (20.4坪) | 46.9万/坪 (40.5坪) | 87.1万/坪 (59.0坪) |
| 旭橋駅 | 169万/坪 (81.1坪) | - | - |
| 県庁前駅 | 1,006万/坪 (25.3坪) | 249万/坪 (53.8坪) | 51.3万/坪 (34.4坪) |
| 美栄橋駅 | 175万/坪 (44.6坪) | 210万/坪 (40.8坪) | 260万/坪 (99.8坪) |
| 牧志駅 | 144万/坪 (25.7坪) | 102万/坪 (15.9坪) | 91.6万/坪 (66.6坪) |
| 安里駅 | 53.9万/坪 (79.2坪) | 61.2万/坪 (57.4坪) | 57.8万/坪 (66.4坪) |
| おもろまち駅 | - | 73.8万/坪 (28.2坪) | 140万/坪 (132坪) |
| 古島駅 | 88.8万/坪 (119坪) | 112万/坪 (107坪) | 71.8万/坪 (37.1坪) |
| 市立病院前駅 | - | 93.0万/坪 (484坪) | 56.1万/坪 (49.9坪) |
| 儀保駅 | 5.3万/坪 (36.3坪) | 46.3万/坪 (30.3坪) | 62.8万/坪 (23.7坪) |
| 首里駅 | 48.1万/坪 (49.9坪) | 50.0万/坪 (52.9坪) | 42.4万/坪 (88.0坪) |
| 石嶺駅 | 0.5万/坪 (69.6坪) | 44.5万/坪 (87.7坪) | 40.2万/坪 (70.6坪) |
| 経塚駅 | 49.0万/坪 (83.2坪) | 34.4万/坪 (65.5坪) | 58.3万/坪 (119坪) |
| 浦添前田駅 | - | 56.5万/坪 (63.9坪) | 56.4万/坪 (37.1坪) |
| てだこ浦西駅 | 68.4万/坪 (163坪) | 53.8万/坪 (158坪) | 55.1万/坪 (124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
県庁前駅 1005.9 万/坪(昨年同期比 +304.5 ％)
県庁前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,006万円/坪(304万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +304.5％( +757.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.3 坪 (昨年 53.8 坪から -52.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.0 分 → 2024年 1.0 分、-87.5 ％と大きく減少)
奥武山公園駅 113.1 万/坪(昨年同期比 +80.7 ％)
奥武山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +80.7％( +50.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 177.5 坪から -35.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.3 分 → 2024年 19.0 分、+83.9 ％と大きく増加)
石嶺駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -99.0 ％)
石嶺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.14万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.0％( -44.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 87.7 坪から -20.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 11.0 分、+37.5 ％と大きく増加)
儀保駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -88.5 ％)
儀保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -88.5％( -40.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 30.3 坪から +20.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.0 分 → 2024年 15.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示