【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期の小田急小田原線 (新宿駅～町田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +20.6％( +26.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 67 件(１年前(2020年)に比べて +48.9％( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 69.2 坪から -12.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。経堂駅、喜多見駅、狛江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは狛江駅で昨年に比べ +73.2 ％、坪単価は 150 万円/坪となった。
上位 2 駅(狛江駅、喜多見駅)は +65.3 ％(坪単価 +62.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉川学園前駅、千歳船橋駅)は -28.7 ％(坪単価 -17.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.9 ％ → 2021年 10.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった世田谷代田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 295万円/坪(89.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +1.5％( +4.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった玉川学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -52.4％( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | 321万/坪 (49.9坪) | - |
| 南新宿駅 | - | - | 303万/坪 (30.3坪) |
| 参宮橋駅 | - | 392万/坪 (40.8坪) | - |
| 代々木八幡駅 | - | - | - |
| 代々木上原駅 | 610万/坪 (19.7坪) | - | - |
| 東北沢駅 | 331万/坪 (57.5坪) | - | - |
| 下北沢駅 | - | - | 219万/坪 (28.7坪) |
| 世田谷代田駅 | 295万/坪 (32.5坪) | 291万/坪 (15.1坪) | - |
| 梅ケ丘駅 | 258万/坪 (24.2坪) | - | - |
| 豪徳寺駅 | 235万/坪 (35.5坪) | 243万/坪 (31.8坪) | - |
| 経堂駅 | 251万/坪 (38.3坪) | 208万/坪 (67.6坪) | 274万/坪 (41.7坪) |
| 千歳船橋駅 | 155万/坪 (40.3坪) | 163万/坪 (41.3坪) | 176万/坪 (40.0坪) |
| 祖師ケ谷大蔵駅 | 187万/坪 (33.9坪) | 159万/坪 (33.3坪) | 143万/坪 (33.3坪) |
| 成城学園前駅 | 212万/坪 (48.1坪) | 178万/坪 (42.4坪) | 119万/坪 (91.3坪) |
| 喜多見駅 | 169万/坪 (30.3坪) | 107万/坪 (38.8坪) | 111万/坪 (49.3坪) |
| 狛江駅 | 150万/坪 (42.0坪) | 86.8万/坪 (146坪) | 122万/坪 (36.3坪) |
| 和泉多摩川駅 | 129万/坪 (30.3坪) | - | 77.9万/坪 (42.4坪) |
| 鶴川駅 | 35.1万/坪 (175坪) | 35.2万/坪 (107坪) | 43.4万/坪 (177坪) |
| 玉川学園前駅 | 24.2万/坪 (84.2坪) | 50.8万/坪 (42.4坪) | 45.2万/坪 (121坪) |
| 町田駅 | 87.7万/坪 (52.3坪) | 73.4万/坪 (95.5坪) | 76.6万/坪 (76.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
狛江駅 150.4 万/坪(昨年同期比 +73.2 ％)
狛江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +73.2％( +63.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 146.3 坪から -71.3 ％減)。
喜多見駅 168.6 万/坪(昨年同期比 +57.4 ％)
喜多見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +57.4％( +61.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 38.8 坪から -22.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.3 分 → 2021年 8.0 分、-51.0 ％と大きく減少)
玉川学園前駅 24.2 万/坪(昨年同期比 -52.4 ％)
玉川学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -52.4％( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 42.4 坪から +98.8 ％増)。
千歳船橋駅 155.3 万/坪(昨年同期比 -4.9 ％)
千歳船橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -4.9％( -8.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.3 坪 (昨年 41.3 坪から -2.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 13.0 分、+44.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示